私は32才と遅めながら、税理士試験の勉強(具体的には簿記3級からでしたが)
を始め、3年前に無事税理士試験に合格しました。
税理士試験は、自分の人生をがらりと変えてしまします。
科目合格すると合格○○(合格した年)、
不合格すると、点数が表示されます(合格は60点 当時はABCD評価のみでした)
封書を開けるときは、かなり緊張します
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税理士になるには
税理士になるには、
・税理士試験5科目合格
・2年間の実務経験
が必要になります。
税理士試験5科目というのは、1年ですべて合格する必要ななく(というかまずムリ)
数年間かけて、少しずつ合格科目を積み重ねていくことになります。
1度受かった科目は、一生涯有効です。
受験の専門学校のパンフレットでは、
頑張れば2~3年で受かるようなことが書いてありますが、やはり稀です。
本気で、受験に専念して、プライベートも我慢できる人なら可能です。
ちなみに、私は10年かかりました(それくらいかかる人も結構います)
長期にわたったしまったのは、
・そもそもよくわからず、簿記3級の受験から始めたため
・初めの3年位はさほど本気ではなかった(ダメだったらさっさとやめようといった気持でした)
・初めの3年位は本気でなかったため、お金をケチって独学で勉強したため
(専門学校行かないと早期合格はムリ)
・受験専念期間は設けなかった(普通に仕事しながら)
・10年間の間に生活環境が大きく変わった(結婚、子育てと… 特に子育ては苦戦)
・プライベートはさほど制限しなかった
といったことでしょうか。
早期合格を目指すのであれば、上記のことと逆のことをやってみてください。
(本気で目指す方には参考にならず、すみません)
本気で取り組んでいた方よりは少ないですが、
それでも、少なくとも1日2~3時間は勉強してました。
もちろん、移動中の理論暗記の時間込みでの時間です。
全くやってない日はなかったです。
受験科目は
受験科目は、必須である簿記論と財務諸表論の2科目。
それに加えて、
所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税
の9科目の中から3科目を自由に選べます。
ただし、所得税と法人税のどちらか1科目は必須です。
分量は科目によってまちまちです。
ただし、分量が少ない=簡単に合格できる ではないので注意しましょう。
暗記も1字1句確実に、計算もほぼミスなくできることが必須になるようです。
私は、法人税法、消費税法、相続税法を受験しました。
法人税と消費税は、本やネットで調べて、無難そうだったから、
相続税は、転職した会計事務所の意向でした(所得税法と迷っていましたが)。
他の科目は実務上あまり使わなそうだったので、選択肢には入れませんでした。
今後どういう規模のお客様と接するかどうかにもよりますが、
組織再編や連結納税など、難しい税務を扱うようなことがなければ、
法人税より所得税のほうが、よかったかなと思ってます。
また、他の税理士の方とお話しすると、
相続税合格+実務経験あり は比較的うらやましがられたように思います。
税理士試験合格後は
税理士試験中は、一切考えてませんでしたが、
税理士試験合格後どうするかというのも、考えておいたほうがいいです。
税理士の資格を生かすには、
・会計事務所(又は一般企業の経理)に勤める
・独立する
といったことが考えられます。
私は会計事務所で勤めあげる予定でしたが、独立して現在に至ってます。
難関の税理士試験すれば、正直、人生安泰かと思ってました。
ところが独立すれば、
・どのような事務所にするか
・どのようにお客様に選んでもらうか
・どのようなサービスを提供するか
・規模はどれくらいを目指すか
・家族は養っていけるか
と、税理士試験が終わっても、悩みは尽きません。
一方で、それが楽しみでもあるのですが。
好きなことができているので、ぜいたくな悩みかもしれません。
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