税理士試験本番の時間配分

税理士試験は、異常なほどの問題量が出題されるため、
どんなに勉強しても、時間配分を間違えれば不合格です。
私なりの時間配分について、まとめてみました。

2時間で終わることはない

税理士試験の特徴の一つに、問題量が多いことがあります。

2時間で終わることは、ほぼありません。
3時間あっても終わるかどうかといった科目も存在します。

私の経験上でいうと、簿記論、財務諸表論、消費税法、法人税法、相続税法
の中で、2時間でそれなりに完結できたのは、財務諸表論くらいです。
今はどうなっているかわかりませんが。

そのため、自分なりのペース配分を作る必要があります。

私は理論が45分、計算65分、その他10分を一つの目安にしていました。
ほとんどの科目では、計算が60分を切ると、キビシイことが多いです。

その他の10分は、
・試験開始前に試験内容を一通り確認する時間
・計算の電卓をたたきなおす
・理論か計算のどちらかに、時間を使う
といったことにあてていました。

理論は時間のかけすぎに注意

理論は、覚えていればそれなりに点数が取れます。
場合によっては、満点も可能でしょう。

ただし、ここで気をつけたいのが、理論に集中しすぎてしまうと、
計算の時間が足りなくなるおそれがあります。
理論が満点でも、計算0点ならば間違えなく不合格です。
満点が取れそうでも、30~40点を目指す感じで進めること、
そして自分の決めた時間になったら、いったん終了し、
計算に進むことが大事になってきます。

万が一、知らない理論が出ても、あきらめず書けるところは書いて、先に進みましょう。
知らない理論が出てしまった場合、理論にあてる時間が減るので、
その分、計算で勝負できます。

計算を先に解いて、理論を後半にするといった選択もあります。
計算を先に解けば、理論で時間を使いすぎることがなくなります。

私も、消費税法だけは理論を後半にしていましたが、
それ以外は、理論を先に解いています。
計算を解いているうちに、忘れてしまいそうな気がしていたので…

計算は落ち着けばそれなりにできる

計算で大事なことは、落ち着いて解くことです。
理論は知らなければ0点なんてことはありますが、
計算では、基礎的なところさえ押さえれば、それなりに点数は取れます
(合格点をとれるかは別ですが)。

一から回答するのではなく、簡単で、かつ時間のかからないところから、
進めていきましょう。

知っているけど、時間のかかりそうな問題があったら、とりあえず飛ばして、
後で時間があったら、解きましょう。
迷ったら、飛ばした方が無難です。
そういった直感は、答練でいつの間にか鍛えられているので、
意外とあたります。

あとは最後の10分で、簡単な問題の計算の電卓をたたきなおしていました。
私は電卓のたたき間違えが結構多かったので。

とにかく、100点を目指さないこと。
60点で合格することを忘れないようにしていきましょう。