税務署に対して税金を払う場合には、納付書が必要になります。
残念ながら納付書はちょっと特殊で、ネットからダウンロードして入手といったことはできません。税務署以外のどこかにおいてあることもありません(銀行においてあることはあるようですが)。
納付書の入手の仕方と、納付書を用意しないでe-Taxを利用して納税する方法をまとめてみました。
納付書の入手方法
税務署に対して税金を納める場合には、納付書が必要になります。
そのため、税務署から取り寄せる必要があります。
税務署へ出向くことで納付書をもらうことが可能ですが、郵送でも取り寄せることが可能です。
その場合には、税務署に電話をすれば郵送で取り寄せることが可能です。
「どこの税務署の納付書か」「どの税目(税目なしもOK)か」を伝えましょう。
ただし、郵送で取り寄せる場合には、
普通に送ってくれるところもあれば、返信用封筒を送ってくれれば送ってくれるなどと対応はまちまちです。
やはり、紙の納付書を使うと納付書のやり取りだけでも、手間がかかります。
税務署へ行けば往復の移動時間+税務署の待ち時間がムダになりますし、郵送の場合には手間はなくとも、いつくることやらとなってしまったので(郵便も時間かかるようになりましたので)。
e-Taxを使って納税する方法
納付書を使わずに、e-Taxを経由して納税をすることもできます。
e-Taxのログイン後、
「申請・納付手続きを行う」→「新規作成」→「納付情報登録依頼」と進みます。
その後、税務署を選択して「次へ」を選択します。
「1.新規に納付情報登録依頼を作成する」を選択します。
税目・課税期間と申告区分・納税額を入力して「次へ」を選択します。
入力内容を確認します。OKであれば「次へ」を選択します。
送信をします。
その後、実際の納税をします(この時点で納税は終わっていません)。
メインメニューに戻り、「お知らせ・受信通知」を選択します。
さきほど作成した「納付情報登録依頼」の通知を選択します。
さきほど送信した内容と共に、納税の画面が出てきます。
「各種手続き・サービス」から実際の納税ができます。
実際の納税方法
上記の納付情報登録依頼から作成した受信通知により実際の納付ができます。
主な納付方法は、以下のとおりです。
ダイレクト納付
ダイレクト納付とは、納付情報登録依頼で作成した納付書を、あらかじめ登録した金融機関から引き落とす方法です。
ダイレクト納付の場合、手続きが終わると同時に引き落とされる方法以外に、納付日を指定して引き落とすことができます。
ただし、利用できるまでに、手続きしてから1~2カ月ほど時間がかかります。
手続も、基本的には書面です(個人のみe-Taxで手続きも可 1週間ほどで使えます)。
初回の手続きは手間ですが、その後は使い勝手がいいので登録しておくことをお勧めします。
ペイジー納付
ペイジーは、収納機関番号・納付番号・確認番号・納付区分の4つの番号を利用して納税ができる方法です。
ペイジーに対応した銀行のATMで納税ができるほか、ネットバンクがペイジーに対応していればパソコンやスマートフォンでも納税ができます。
4つの番号は、受信通知に記載されてあるので、その番号を入力すれば納税ができます。
ちなみに、納税用確認番号ですが初期設定の際に決めるのですが、忘れがちなので注意しておきましょう(ただし、いつでも変更ができます)。
スマホアプリ納付
スマホアプリ納付を選択すると、QRコードが表示されます。
QRコードを読み込むと、国税スマートフォン決済専用サイトに進みますので、そちらで納税をすることができます。
ただし、30万円以上は使えません。
クレジットカード納付
クレジットカードを選択すると、国税クレジットカードお支払サイトに進みます。
これに沿って納税をすることができます。
非常に便利なのですが、納税額1万円につき83円ほどの手数料がかかります。
手数料が結構高くなりますので、ご注意ください。
<大事なこと>
e-Taxを利用して納税をすることで、
・納付書の手配が不要
・納税しに行く負担もない
・いつでもできる
といったメリットがあります。
個人の振替納税以外を利用している場合でも、こちらの方法を使えると便利です。e-Taxでの納税は、振替納税ができない源泉所得税や、修正申告といったときにも使うことができます。
<昨日の出来事>
昨日はブログを書いたのちに、庭の手入れを。芝生のシーズンはそろそろ終わりのようです。
午後には、ホームページを少しいじって、ランニングを8km。
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