クレジットカードは仕事用とプライベート用を分けるべきか

クレジットカードは仕事用とプライベートを分ける必要はあるでしょうか?
考えてみました。


(仕事用とプライベート用のクレジットカード、他にSuicaも2枚)

まず私の場合(個人事業主です)

まず私の場合ですが、今の時点では2枚持ちで仕事用とプライベート用で分けています。

先にデメリットをあげると、やはり管理が手間です。

それに、慣れるまではクレジットカードの切り間違えが多発することです。
初めのころは、よく間違えましたがなんとか慣れるものです。

クレジットカードを使い分けるのが手間な反面、経理は圧倒的に楽になります。

あとは、ポイントの問題です。
一応、仕事で使ったカードでもらったポイントは、仕事で使うのが原則ですので。
ポイントの使い方も分けるのまでは手間なので、雑収入として処理して自由に使っています。
カードの利用金額が大きければ、多少気にした方がいいでしょう。

もちろん100%完璧に分かれているわけではありません。
経費そのものが、プライベートと仕事兼用の場合(ガソリン代、電気代など)があるからです。
少しでも経費に入るものであれば、仕事用のクレジットカードを使用しています。

会計ソフト入力は誰?

クレジットカードを2枚持ちにするかどうかの基準として、会計ソフトを誰が入力するかにもよるでしょう。

自分で入力をしていれば、クレジットカードを使っているのも自分なので、プライベートなのか、仕事なのかははっきりわかります。クレジットカード1枚であっても、きちんと処理(プライベートなものは、事業主貸)していれば、問題はありません。

一方、他人が会計ソフトの入力している場合は、注意したほうがいいでしょう。
他人というのは、経理がいる場合や、会計事務所に記帳代行を依頼しているケースです。

他人がクレジットカードの履歴を見ても、仕事のストーリーは一切見えません。
頻繁に「これは仕事分ですか?、プライベート分ですか?」などと、やり取りをしているとお互い時間を失ってしまいます。

これを防ぐには、仕事用のカードとプライベート用のカード2枚持ちにするか、カードの明細に詳細に記載するかのどちらかが必要です。

余談ですが、クレジットカード1枚(仕事用とプライベート用の兼用)の場合には、仕事と関係のないものまで他人に見られてしまいます。もし、自分で会計処理している場合でも、万が一の税務調査の時には見られてしまいます(正しく処理されていれば問題はありませんが)。

気にされるようでしたら、仕事用とプライベート用は分けておくべきでしょう。

会社のカードのプライベート利用は×

クレジットカードを会社名義で作成することがあるでしょうが、こちらのプライベート使用は厳禁です。

あくまで、会社のお金は会社のお金、個人のお金は個人のお金。明確に分けましょう。

いつの間にか役員貸付金がたまっていた、なんてことにならないよう注意しましょう。

<この記事の考え>
クレジットカードの使い方について考えてみました。
クレジットカード1枚ですませるならば、自分で経理(or 明細できちんと区分できる)+プライベートを見られても気にしない場合に限られます。それ以外の場合は、2枚持ちの方が無難でしょう。


■広瀬純一税理士事務所のサービスメニュー■
■広瀬純一のプロフィール
■単発相談   対面・オンライン相談 メール相談
■個人のお客様   税務顧問 個人の確定申告
■法人のお客様   税務顧問 年1決算プラン(法人様向け)
■相続税の申告・ご相談   相続税の申告 相続税の試算
■税務調査・無申告対応   税務調査対応 無申告対応