貸借対照表を合わせるとは

会計ソフトに入力すると、貸借対照表というものと損益計算書というものが出来上がります。

ただし、入力したからそれが完成というわけでなく貸借対照表が正確なものであるかをきちんと確認しておく必要があります。

貸借対照表を合わせるとは

貸借対照表の数字を合わせるとは、貸借対照表に並んでいる各数字がそれぞれ正しいものであることをきちんと確認することです。

例えば、普通預金の項目を入力すると残高というものがあり、会計ソフトの最終値と実際の預金の残高が一致するはずです。

一致しないということは、なにかが間違っているということを意味しており、そこからできた決算書は正しいものではないということになります。

貸借対照表においては、すべての勘定科目に残高に正しい理論値というものが存在します。

つまり、会計ソフトを入力するだけでは終わらずに、貸借対照表の勘定科目がすべて正しい数字であるかを確認する必要があります。

正しい理論値とは

普通預金の残高は、通帳に書いてある数字と一致しているように、各数字には会計ソフトに入力が終わったときにこの数字になっていなければならないというものが必ず存在します。

一致しなければ、どこかで入力が間違えているということなので、それを追求する必要があります。

以前に全てではないですが、何度か勘定科目ごとに記事を書きましたので、その数字を目指していきましょう。

売掛金とは

預り金という勘定科目の数字を合わせるとは

10万円以上の固定資産を買ったらやるべきこと

ちなみに、現金に関しても本来は事業用のお金とプライベート用に分けて、事業用に関してはお小遣い帳のようにきちんと記入して、実際の事業用のお金の残高と一致させておくのが本来の姿です。

まあ、それは大変というのであれば、次のようなものを確認してみてください。

現金残高がマイナスになるのはなぜか?

現金残高は膨れ上がってもNGです

現金という勘定科目は使わない。できれば現金でも支払わない。

勘定科目内訳明細書

法人の場合には、決算書にプラスして勘定科目内訳明細書というものも提出しなければなりません。

これは、勘定科目ごとに記載されている主な勘定科目の数字の内訳を示すものです。

この勘定科目内訳明細書に記載するものは、ほとんどが貸借対照表に関するものです。

これは、個人では作成する必要はありませんが、個人であっても同様に、貸借対照表の数字をひとつひとつの内訳がどの様になっているかを説明できなければなりません。

この貸借対照表のすべての理論値になっており、すべての数字の内訳をきちんと説明できてはじめて決算書ができたというものです。

<昨日の出来事>
午前中は、ブログとお客様の減額承認申請の手続きを。
午後は読書してのんびり過ごしました。

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