小規模企業共済オンラインでできること

2023年の9月から始まった小規模企業共済オンライン。
金融機関や商工会などでの手続きが必要でしたが、ほぼ必要な手続きがオンライン上で手続きができるようになります。

小規模企業共済オンラインでできること

小規模企業共済は、規模の小さい個人事業主や会社の役員のための退職金制度です。
掛金の全額が所得控除になるため税金が安くなるとともに、受取時に退職金や年金で受け取ることができるため、うまく利用すれば生涯で大幅に節税になります。

小規模企業共済は節税の第一歩

小規模企業共済はどの程度税金がお得になるのか

手続きは金融機関などの委託期間に出向く必要がありましたが、小規模共済の加入を含む一部の手続きがマイナンバーカードを使用して、オンライン上でできるようになりました。

小規模共済をオンラインで加入するには

小規模共済オンラインでできることは、
・掛金の変更
・掛金の払い方の変更(毎月払い、半年払い、年払い)
・氏名、住所、電話番号などの届出事項の変更
・引き落とし口座の変更
といったことです。

なお、本格的に使用できるのは2025年とのことです。

掛金の変更するには

小規模共済での手続きで一番多いのは、掛金の変更かと思われます。

掛金の変更をするには、小規模共済のHPを開き(小規模共済と検索する)オンライン手続きを選択します。

その後、オンラインでの届出内容や掛金の変更→小規模企業共済オンライン手続きポータル(外部リンク)を選択します。

その後、本人確認を行います。

メールアドレスを登録 → 中小企業基盤整備機構からメールが届くのでURLを選択 → マイナンバーカードを読み取る・基本情報を確認する(マイナンバーカードの暗証番号2種類が必要)

と進むと、以下のような手続き画面が表示されます。
自分が必要な手続きを選択します(今回は掛金月額変更)。

初めの画面(掛金月額変更①)では、月額変更に伴う注意点が記載されています。
内容を理解したら、同意するにチェックを入れて、「次へ」を選択します。

次の画面(掛金月額変更②)では、必要事項を記入していきます。
マイナンバーカードを読み取っているので、一部入力がされています。
入力するのは、契約者番号・掛金の変更事項・住所、氏名のフリガナくらいです。
全ての記載が終わったら、「申込内容を確認する」を選択します。

最後の画面(月額変更確認)で内容を確認し、申請を選択します。
これで完了です。

オンライン上でできるメリット

小規模共済の手続きがオンラインでできるメリットは、このようなものでしょうか。
・どこでもできる
・いつでもできる
・待たずにできる
・紙を書かなくていい(紙だと書き間違えたら、やり直し)
・何度でもできる(頻繁に変えるのはお勧めしませんが)

特に、時間に縛りがないのは大きいです。オンラインの場合には、いつでもできます。
窓口での手続きの場合、平日の9~17時しかできないことが多いでしょうから。
私が手続きしたのは、土曜日の朝5時です。

税金関係でも、税務署は平日の9~17時に限られますが、
e-taxであれば、大体の時間ができます(一部休止時間がある場合があります)。

小規模共済の手続きに限らず、オンラインでできるものは極力オンラインで行いましょう。