レシートは勘定科目別に整理するのでなく、月ごとに整理した方がいい

確定申告は大量のレシートの戦いでもあります。

この戦いに勝つためには、さっさと処理してかたずけてしまうのがいいです。

その一つに、勘定科目別でなく月ごとに整理しておくことをお勧めします。


(レシートの山になってうんざりしないように…)

レシートの整理

確定申告のネックになるのは、やはり経費のレシートの処理ではないでしょうか。

毎月50枚あれば、1年で600枚もの山が完成し、ゴールがはるか彼方に感じてしまいます。

1枚1枚がんばって処理すれば必ずゴールはありますが(これは登山も一緒ですが)、それよりも山が完成しないようにすることを心がけましょう。

このレシートの山を見てイヤになるのは間違えないので(私もイヤです)、まずこのレシートの整理だけでもまめに進めることをお勧めします。

ちなみに、私の場合ですが、

枚数が少ない → A4の紙に貼る(月ごとに1枚)+ファイルにとじこむ

枚数が多い → 月ごとに封筒に入れる

といったようにしています。

ポイントは、必ず月ごとに分けることです。

月ごとに分ける理由

レシートを勘定科目ごとにわけることは、基本的にはおすすめしていません。

その理由は、処理したレシートがその年が終わるまで、いつまでも残ってしまうからです。

普通の方は、処理しているかどうかにかかわらず、レシートの山を見るだけでもうんざりしてしまうはずです。

これをなくすために、月ごとに整理→処理したら片付ける、ことをお勧めします。

ちなみに、勘定科目ごとに整理しているのは、青色の10万円控除or白色申告の方が多いと感じていますが、

勘定科目ごとにレシートを整理→電卓で集計する、は基本的にはNGで、現在では必ず帳簿の作成が必要になっています。

白色申告も青色申告の10万円控除も帳簿は必要です

確かに帳簿作成も面倒ですが、記帳が終わればレシートは片づけることができるメリットがあります。

経理の手順の細分化

確定申告をするための決算書の作成手順は、

①レシートを整理する(月ごと、量がある場合勘定科目ごとや店舗ごとなどにまとめる)
②レシートを処理する(会計ソフトの入力or帳簿に記載する)
③レシートをかたずける
の3つだけで、これを12カ月間やるだけです(もちろん楽ではないですが)。

これに、多少なりの決算整理をするだけで、決算書はできます。

つまり、日頃からこまめにやっておくことで年明けからの確定申告の時期までの負担を大きく減らすことができます。

この確定申告の作業を、36行程(3行程×12か月)に分割して、少しずつでも進めていきましょう。

<大事なこと>
確定申告の時期がイヤにならないように、レシートは処理したらすぐ片付けてしまいましょう。
基本的には見返す必要はありません。

<昨日の出来事>
午前中にお客様との打ち合わせ。
午後はランニング8kmの後、本の整理、あとは休息を。


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