経理はできれば毎日少しずつやっておいた方がいい

確定申告の時期に少しでもあわてないために、できることなら毎日コツコツと勧めておくことをおすすめしています。

確定申告の時に、やることをまとめてみました。

確定申告でやること

個人事業をやっていると自分で税金計算をしなければいけません。

その時にやることは、
①自分で利益を計算する
②その利益をもとに税金を計算する
の2つです。

そのうち、②利益をもとに税金を計算するのは、利益が確定しないとわからないので、年明けやでないと計算ができません。

①自分で利益を計算することは、年末までの時期まで数字を確定することはできませんが、少しずつ進めておくことは可能です。

毎日少しずつできること

①自分で利益を計算することも、さらにやることを細かく分けると次の事をするだけです。

請求書やレシートを整理する

請求書やレシートなどの利益を計算するための証拠を整理しておきましょう。

・プライベートのものと分ける(使わないなら捨てる)
・月ごとに分けておく
・勘定科目ごとにまとめておく(仕入れ、消耗品、交際費…)

また、食事代などの仕事なのかプライベートなのか誤解を招きやすいものについては、どういった内容のものであるかを記録しておきましょう(メモ書き程度で大丈夫です)。

これをやっておくだけでも全然違います。

毎月であれば20枚くらいであっても、1年分となればその12倍の240枚になってしまいます。

それを細かく月ごとに分けるのも大変ですし、プライベートなものも混じっていると、そもそもその時の記憶をたどる必要もあったりと、必要以上に大変な作業になってしまいます。

会計ソフトに入力 or 帳簿に記入

請求書やレシートの整理が終わったら、会計ソフトに入力しておきましょう。

会計ソフトに入力or帳簿に記入終わってしまえば、上記のレシートや請求書は自分で見返す必要がない限り、もう使うことはありません。

次に使うことがあるとすれば税務調査の時だけです。税務調査もなければ使うことはありません。

レシートを整理できるのであれば、速やかに会計ソフトに入力して、不必要になったレシートは速やかにかたづけてしまいましょう。

ちなみに、青色申告の10万円控除や白色申告の場合には、帳簿に記入しておきましょう。
レシートで集計して・・・、というのはNGです。
確かに帳簿付けは面倒ですが、その分確定申告の時は圧倒的に楽になります。

白色申告も青色申告の10万円控除も帳簿は必要です

クラウド会計でも同じ

毎日経理をした方がいいというのは、クラウド会計を使っている場合でも同様です。

確かに、預金やクレジットカードのデータを直接取り込むことができるので、やることが圧倒的に少なくなります。

「作業量は半分に」とはうたわれていますが、残念ながら半分の作業時間は必要です。
毎月2時間かかっていたとした場合には、1時間は何らかの作業が必要で、1年だと12時間かかります。

非常に便利ではあるのですが、甘い言葉に誘惑されないようにしましょう。

毎日処理しておくメリット

毎日少しずつ経理をしておくことで、時間的なメリットが生まれます。

確定申告の提出時期にやることが圧倒的に少なくなるので、捻出しなければいけない時間がほとんど必要なくなります。1~3月であってもお仕事にきちんと専念できます。

ある程度終わっているので、精神的にも余裕が生まれます。

また数字もわかっているので、どのくらいの納税になるかも予測できるので金銭的にもあわてなくてすみます。

必要に応じて、ふるさと納税をしたりと楽しい節税もできます。
税金の高さにムダな買い物をしないよう気をつけなければならなくもなりますが…

<大事なこと>
できるだけこまめにやっておくと確定申告時期に慌てなくてすみます。
毎日とはいわないまでも、2~3日に1回だとか1週間に1回だとか、自分のペースに合わせて進めていきましょう。

<昨日の出来事>
昨日はお客様との打ち合わせ。その後は、お預かりした書類の整理を。
その後はドラクエ3が自宅に、やっぱりほしくなって買ってしまいました。


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