税理士試験の難しいところのひとつに、勉強時間をうまく確保することです。
そのために、自分がやったことについてまとめてみました。
(限られた時間を少しでも効率的に)
どれくらい時間がかかるか
税理士試験は、ものすごく時間を使います。
私が通っていたTAC(通信ですが…)のホームページによると、科目別の勉強時間の目安はこのような感じだそうです。
5教科クリアするには、2,500時間ほどが目安だそうです。
1日3時間勉強したとしても、833日、2年半ほど…と言いたいところですが、この中には理論暗記の時間含まれていないようです。
その理論暗記の時間も莫大な時間がかかるので、この倍くらいは見ておいてもいいのかなと。
ところで、税理士試験を受けている方は仕事をしながら勉強するというケースが非常に多いです。
ただでさえ、仕事でかなりの時間を取られるのに、さらに1日3時間も確保なんてかなり大変です。
うまく時間を確保するために、工夫する必要があります。
私が取り組んだことは、このようなことです。
(とはいえ私は10年かかっているので、大した情報ではないかもしれませんが…)
時間を確保するためにやったこと
細切れ時間をうまく使う
誰しもがやっていることかもしれませんが、どこでも勉強しましょう。
机に向かうことだけが勉強ではありません。
特に理論暗記は、細切れ時間を大事にしましょう。
電車の中では、必ず理論暗記をやっていました。
1時間勉強するより、10分×6回の方が効果的です。
1時間の勉強時間を確保するより、10分の勉強時間を確保する方が圧倒的に簡単ですし、ハードルも大きく下がります。
逆に控えていたことは、車での移動です。
車での移動中は何もできないので、勉強する意味ではマイナスです。
車移動も公共交通機関での移動もたいして時間が変わらないのであれば、見直してみましょう。
車での移動は運動不足にもなりやすいので。
仕事自体きちんと休む
会社員であれば、有休休暇というものが必ずあります。
最大で年間20日、月に直せば1~2日は自由に休めるはずです。
社会人受験だと勉強時間の確保が難しくなるので、有休休暇を使って時間を確保しておきましょう。
私の場合は、有休をきちんと確保しましたが、
その分は他の日に残業してカバーしていました(これがいいかどうかは別として)。
どうせ、会社に行った日は残業してもしなくても、勉強はあまりしてなかったので(これが悪いかったかもしれないですが…)。
ところで、税理士試験1週間にまとめて休む方もいらっしゃると思いますが、私はやっていませんでした。毎月平均的に有給休暇を使い、フラットに休んでいました。
1度やったことはありますが、私は1日に何時間もまとめて勉強できませんでしたし、それを何日も続けることもできませんでした。
最後に悪あがきするのも大事でしょうが、それより毎月少しずつ休んでフラットに勉強したほうが効率です。
ちゃんと寝る
勉強時間と相反することになってしまいますが、睡眠時間を削ってまでの勉強は非効率です。
人間は寝ている間に、脳に記憶を整理し定着させているようです。
つまり、きちんと寝なければ非効率ということです。
それに、税理士試験は長期にわたってしまうので、あまり無理すると、最後には息切れします。
少しずつ、コツコツ進むことが税理士試験を攻略できるポイントです。
税理士試験での時間の使い方は仕事でも役に立つ
ところで、税理士試験で身に着けた効率的な時間の使い方は、今後の生き方にも必ず役に立ちます。
細切れ時間を使うことも、自分の仕事をうまく細分化できるようになれば、
・会社でしかできないこと
・移動中でもできること
をうまく使い分けることで仕事が効率的に進みます。
電車で勉強する習慣ができたのであれば、今後は読書をすることで、より良い仕事ができるようになります。
時間を作るためにムダな仕事をしないようにもなります。
時間を空ける技術ができれば、その時間を趣味の時間に充てることもできます。
これが、税理士試験を乗り越えた後の副産物かもしれません。
<大事なこと>
税理士試験に合格できれば、時間を有効に使えるようにもなっています。
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