確定申告のシーズンが終わって、振替納税の方はまもなく納税がすんだころでしょうか。
ただし、それ以外にも納税があるとともに、今年も既にスタートしています。
来年の申告時期までに困らないために、やっておいた方がいいことをまとめてみました。
納税の予定を把握する
確定申告が終わって納税も済んだとしても、納税はそれだけではありません。
その後に住民税や事業税の納税も待っています。
住民税や事業税は確定申告の数字をベースに各自治体などが計算してくれますが、事業や生活に影響を与えないよう、おおまかな数字でいいので把握しておきましょう(国民健康保険料も把握できるとなおいいです)。
住民税の場合には、確定申告の㉚の数字に10%をかけた金額が大まかな目安です。これを、6,8,10,1月の4回に分けて納税します。
事業税については、青色申告控除前の利益から290万円を引いて、5%をかけた数字です。
こちらは、8月と11月の2回に分けて納税します。
また、所得税の申告書の51の数字が15万円以上ある場合には、7月末と11月末に予定納税(令和7年分の所得税の前払)がありますので、その納税も把握しておきましょう。
この金額は、確定申告書の51の欄の金額を3で割った数字です。
(昨年は9,11月でしたが、今年は通常通りです)
さらに、消費税の納税額によっては、中間納税がありますので、気をつけましょう。
申告書の⑩の金額が48万円以上あると、年の途中での納税があります。
去年の書類を全て片付ける
確定申告が終わったならば、去年の書類を整理しましょう。
会計ソフトから、総勘定元帳という書類のデータを、
・全勘定科目
・決算整理を含む1年分
をPDFでいいのでとっておきましょう。
紙での保管もOKですがかなりの大量な枚数になるので、お勧めできません。私のようなひとりでやっている小規模事業者でも57枚ありますので…
それから、領収書関係は大まかに整理して保管しておきましょう。
実際にはこれを使うのは税務調査の時だけです。
税務調査がなければ、自分が見返すことがない限り(たぶんそれもあまりないと思いますが)、もう必要ありません。本当に、取っておくだけで大丈夫です。クローゼットの奥の方にしまっておいて大丈夫です。
・どこにしまったか、忘れてしまった
・間違って捨ててしまう(引っ越し時などは要注意です)
といったことだけは、ないように気をつけましょう。
今年に備える
それができれば、心機一転新しい年のことを進めていきましょう。
この記事を書いている時点で、もうすでに4カ月たっています。
もし、全く手を付けていないようでしたら、少しずつでもいいので、手をつけていきましょう。
確定申告はけっこうな重労働だと思いますが、2~3月の負担を少しでも和らげるために、できることから始めてみましょう。
<大事なこと>
納税は所得税や消費税だけでなく、住民税や事業税もありますので把握しておきましょう。
そんなの知らなかったとならないよう気をつけましょう。
<昨日の出来事>
午前中は、ブログとお客様との打ち合わせ。
午後は、国民健康保険の手続き(任意継続が終わってしまうので)。
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