法人決算が赤字だったときに、やっておくべきこと

法人決算が終わったら、翌期(現在進行中の期)に向けて、やっておくべきことがあります。

忘れずにやっておきましょう。

消費税の確認

まずは、消費税のことについて確認しておきましょう。確認すべきことは次の2点です。

・消費税の納税義務と計算方法
・消費税の中間納税

消費税の納税義務と計算方法の確認は、主に以下のことです。

・今期に消費税を申告・納税する必要があるのか
・原則課税なのか、簡易課税が使えるのか、2割特例が使えるのか

ただし、消費税の納税義務と計算方法は、本来は決算期末に確認しておくべきです。なぜかといえば、決算期末までに提出しないと間に合わない届出があるからです。

そういったこともあり、決算期前にチェック、決算が終わったら再度確認という流れになるようにしておきましょう。

もうひとつの、消費税の中間納税の金額です。

赤字が前提であるので、法人税の中間納税はありませんが、規模の大きな会社であれば、消費税の中間納税は必ずあります。

資金繰りに大きな影響がある場合があるので、いつ・いくらの納税が必要なのか、必ず確認しておきましょう。

消費税の中間納税には注意しましょう

欠損金の確認

法人の場合には、利益に応じて法人税を納めることになっています。ただし、過去に赤字がある場合、その後に黒字になったときに、過去の赤字と相殺して納税負担を少なくすることができます。

ちなみに、今期たまたま赤字だったのか、慢性的に赤字が続いているかで状況がちがいます。

今期たまたま赤字だった場合には、ひとまずその赤字を解消する程度を目指し、翌期が黒字だったらどの程度税負担が少なくなるかを確認する程度で大丈夫です。

ところで、慢性的な赤字が続いている場合には、何らかの対策を考えましょう。

役員報酬の減額やムダな固定費をカットというような事も考えておくべきです。

特に、赤字の使える期間が終わりそうな場合には、抜本的な対策も考えるべきでしょう。

お金と純資産

決算書が出来上がったら、損益に一喜一憂せずに、会社の財務状況を必ず確認しましょう。

そこで見るものが、貸借対照表です。

一番左上にある「現金預金」と、一番右下にある「純資産」の金額を確認しましょう。

現金預金は平均月商の3か月分(最低2か月、理想は6か月)あるか、確認しておきましょう。

赤字で借りにくい状況ではありますが、大まかな1年間の資金繰り表を作成してみて、場合によっては銀行に相談しておきましょう(本当は赤字決算が確定する前のほうがベストなのですが)。

万が一、どこかで不足しそうであれば、銀行融資や、ご自身のポケットマネーから確保できるのかも踏まえて確認しておきましょう。

純資産の金額も確認しておきましょう。

この金額がマイナスになっていないかが大事です。ここがマイナスということは、簡単に言えば資産<負債の状態です。会社のものをすべて換金しても、借金を返すことができない状態です。

この状態になると、銀行融資もきびしくなってしまいます。

まずは、ここをプラスに戻せるよう目標をたててみましょう。

役員報酬

この時期が役員報酬の金額を変えることができる、唯一のタイミングです。

上記のことを踏まえて、何通りかのシミュレーションして、金額を設定しましょう。

また、役員賞与を考えている場合には、届出書の提出もこの時期です。

忘れてしまったら、経費にならないので、気をつけましょう。

<昨日の出来事>
午前は家族でお出かけ。
午後は請求書の発送準備、自分の決算のまとめ、ランニング7km。

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