生活するうえで、衣食住は欠かせないものです。
そのため、プライベートの支出と判別しづらいので、衣食住に関連したものを経費にするには自分なりのルールを作って、きちんと説明できるようにしておくことが必要です。
衣
衣食住の衣は、「衣服」です。
仕事をする上で当然何らかの衣服は着用しているでしょうが、仕事で使っているからとすべて経費にするのは難しいです。
特に、普段着で仕事をしているものの、プライベートでも着ている場合には、経費から除外しておいた方がいいでしょう。
100%経費でいい場合には、仕事でしか着ないものです。作業着や屋号入りのユニフォームなどほとんどプライベートでは着ないようなものが対象でしょう。
スーツも経費にならないとは言われていますが、仕事100%で使っているのであれば、経費でもいいでしょう。万が一の税務調査の時には、何かしらのツッコミは入ると思いますが…
靴下や下着類は仕事でも使うでしょうが、仕事がなかったとしても着用はしているはずなので、経費からは必ず外しておきましょう。
食
衣食住の食は、「食事」です。
仕事があろうとなかろうと食事はとりますので、単純に仕事中に食事しただけでは経費にはなりません。
食事が経費になるには、
・お客様や従業員(場合によっては給与)との食事
・売上や経費に結びつく
ようなものである必要があります。
つまり、食事をした相手や目的が大事になってきますので、必ずレシートには誰と行ったかといった記録を必ず残しておきましょう(普通は忘れてしまうので)。
それとよく聞かれるのが、ひとりでカフェで仕事をした場合に経費にできるかどうか?
こういった場合でも、経費にすることはできますが、どのような仕事をしていて、何のために利用しているのかを必ず説明できるようにしておきましょう。
それに加えて、
・プライベートや単なる休憩で利用した場合には必ず経費から除外する
・同時に食事した場合には、食事分は除外する
といった配慮も必要です。
住
衣食住の住は、「住まい」です。
賃貸であれば、家賃やそれにまつわる諸経費が
持家であれば、固定資産税・火災保険料・利息・建物の減価償却費
といったものが経費にできる可能性があります。
事務所や店舗として専用に借りているのであれば全額経費にすることができますが、住まいと兼用している場合には、仕事に使っている部分しか経費にできません。
図面などを利用して、どの程度の割合を使っているか計算しておき、きちんと説明できるようにしておきましょう。
部屋の一角を使用しているくらいでは、以外と経費にできる部分は少なかったりします。
<大事なこと>
衣食住を経費にするときは、プライベートなのか経費なのか判別しづらい部分ではあるので、きちんと説明できるようにしておきましょう。
<昨日の出来事>
午前中にお客様との打ち合わせ、帰宅後は読書をしたりとのんびり過ごしました。
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