税金は経費にならないものが比較的多いですが、経費になるものも存在します。
忘れてしまうことも多いので、気をつけましょう。
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消費税(税込経理の場合)
2年前の売上が1,000万円を超えていたり、インボイスに登録すると消費税の納税があります。
この消費税は経費になりますので、忘れずに計上しましょう。
消費税の納税は金額が大きくなりがちなので、経費にし忘れてしまうとその分利益が増え、所得税・住民税を無駄に支払ってしまうことになります。
ところで、消費税の経費にする時期ですが、
・支払ったときに経費(翌期の経費)
・年末に未払経理する(今期の経費)
と、いずれでも可能です。
できることなら毎年納税することになるので、未払い経理をしておくことをおすすめします。
ところで、経費の計上の仕方ですが、年末にまとめて計上しても問題ないのですが、最後に大きな経費が入って利益が読みづらくなるので、大まかに納税額を把握しつつ、毎月経費にしていったほうが、より精度の高い月次決算ができます。
あと、納税資金の確保も忘れずにしておきましょう。
事業税
個人事業税は、利益が290万円(青色の65万円控除前)以上の場合にかかる税金です。
毎年8月頃に通知が届き、8月と11月の2回に分けて納税します。
こちらも、経費に落とすことができる税金なので忘れずに計上しましょう。
個人事業税は、払ったときにのみ経費にすることができます(消費税と違い未払計上NG)。
事業税の払い忘れに注意
事業税については、個人事業をやっている方限定の税金です。そのためか、所得税や住民税、消費税に比べて、存在価値が薄く忘れがちです。
しかも、相手が自動的に計算してくれて、時期になると納付書が送られてくるためか、税理士がついている方であっても、税理士が計算するわけでないので、事前に助言がない場合もあります。
そのためか、経費にするどころか、払い忘れているケースが他の税金に比べて比較的多いです。
(「なにそれ」みたいなことをよく言われます)。
確定申告が終わってから約半年後の納税になるので、忘れないように把握をしておきましょう。
計算方法は、所得税や住民税に比べて難しくはないので、確定申告が終わったときに、同時にいつ頃に、納税額がいくらになるか、あらかじめ把握しておきましょう。
<昨日の出来事>
午前はお客様との打ち合わせ。
午後はランニング7km、事業税の通知が来ました(実は私も忘れていました)。
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