切手を買ったときの会計処理の基本

郵便物を送付する際に、切手を購入することで経費するのが一般的です。

ただし、厳密に言えば、正しい処理ではなかったりします。

その考え方の基本と、NGなケースを考えてみました。

(原則)使ったときに経費

切手を購入するという行為は、単なる金券を購入したということに過ぎません。

110円切手を購入しただけでは、単なる郵便物を送る権利を持っているだけです。

つまり、購入した時点では経費にはなりません。

切手を貼って、郵便ポストに投函した時点、つまり郵便物を送付した時点で経費になるというのが本来の考え方です。

経理処理で言うと、

(購入時) 貯蔵品 110/現金 110 切手を購入した

(投函時) 通信費 110/貯蔵品 110 切手を貼って郵便物を送った

という考えが正しいのです。

(※貯蔵品とは、使っていない消耗品や金銭的価値のあるもののことです)

この考えは、消費税についても同様です。

切手を購入したときのレシートを確認してもらえればわかるのですが、レシートの消費税の記載は0円になっています。

切手の購入は消費税がかかりませんが、実際に切手を貼って郵便物を送付した時点で消費税がかかるというのが、正しいすがただったりします。

(例外)買った時点で経費

とはいえ、厳密な処理をすると以下のような作業が必要になります。

・切手を買ったときに仕訳
・切手を使ったときに仕訳
・切手の残高も都度確認

郵便物という、税金計算をするうえで大した影響もないのに、これだけの作業をするのは非常に酷です。

そういったこともあり、あまり税金の計算に影響がないようであった場合には、買った時点で経費にしてもいいというルールになっています。

というより、原則の処理をしている方はほぼゼロに等しく、ほとんどの方が買った時点で経費にしているのが現状です。

原則的な考えより、例外的な処理が多いのが、切手の処理だったりします。

やりすぎはNG

ところが、買った時点で経費にできるのであれば、なにをしてもいいとうわけではありません。

やはり限度というものはあり、利益が出すぎたからと、年末(事業年度末)に買いだめして利益を圧縮するのはNGです。

数年分をまとめて購入して経費にして意図的に税金を減らそうとすると、やはり原則の使ったときの経費という処理を求められます。

せめて、1年以内に使い切れる程度にとどめておくべきでしょう。

切手に限らず、収入印紙、事務用品(コピー用紙、インク、ボールペンなど)、日用品といったものも同様です。

ちなみに、まとめ買いという行為がNGというわけではありません。

値上がりする前にまとめ買いをしたり、最低の購入単位が数年分ということもあるでしょう。

その場合には、買った時点ですべてを経費にせず、残った部分については貯蔵品としておき、使ったら経費にするという、原則的な処理をしておくことが大事です。。

<昨日の出来事>
午前は、ランニング7km、お客様との打ち合わせ。
午後は、そのお客様の月次処理、芝刈り、税理士会の打ち合わせとややハードな1日でした。


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