私も独立の際は、日本政策金融公庫から融資を受けましたが、今となっては借りておいてよかったなあと感じています。
税理士で独立をお考えの場合には、どんな場合であれお金を借りておくべきでしょう。
やり方が分かる
税理士として独立した場合には、お客様から創業融資をしたいのでサポートしてほしいというような依頼があることもあります。
実際に書類を作成することは経験していなくてもできるでしょうが、やはり一度自分で経験しているのと、していないのでは大きな違いになります。
もちろん、一度自分で成功しているので、自信にもなります。金融機関から融資を受けるということは、自分でも体験できるものであるため、初体験がお客様で実験というのは避けたいものです。
特に創業融資というものは、廃業や新たに会社を立ち上げるようなことがなければ、通常1回目しかできません。
必ず、体験しておくべきでしょう。
気持ちに余裕ができる
実際にお金を借りてみての実感ですが、やはり気持ちに余裕ができます。
私の場合ですが、当時は独立する予定は全くなく、どちらかというと住宅ローンを早く終わらせたいと思っていたので、貯金はそれなりにありました。
なので、融資を受けなくても大丈夫ではあったのですが、一度は体験しておくべきということで、お金を借りることにしました。
それから2年近く経ちましたが、そのお金があることによって、気持ちに余裕があることに気づきました。
例えば、100万円の貯金があって独立した場合に、お金を借りていなければお金は100万円しかありませんが、200万円の融資を受けていれば300万円お金があることになります。
100万円ならスタートで失敗すれば半年も持ちませんが、300万円もあれば時間的にもお金的にも余裕ができます。
どの程度借りられるかは人にもよってしまいますが、できるだけお金を借りておいて、気持ちに余裕ができるようにしておきましょう。
お客様の気持ちがわかる
お客様とのお付き合いをしていく中で、一番の悩みはやはりお金です。
その中で、融資を受けたらどうですかと提案してみても、
・利息がもったいない
・借金が怖い
という負のイメージが払拭できないことがあります。
実際に私もこの考えを持っていたことがありますが、資金繰りについて勉強していくにつれ、この考え方が間違っていたことに気づきました。
とはいえ、理屈ではわかっているものの、自分で体験していないことには説得力に欠けてしまいます。
やはり、お金を借りてみて自分で体験してみるのが一番です。これはどうしても、会社員のときには体験できませんからね。
・まずはお金を借りてみる
・返せなかったらどうしようという、恐怖を味わってみる
・利息を払って、痛い目を見てみる
・お金があることに対する安心を感じてみる
といった体験談を提供できるようにしていきましょう。
<昨日の出来事>
朝にブログを3本まとめてアップ(うち、2本はすでに書いてあったもの)。
その後、千葉県税理士会のイベントが11時から夜中までの長丁場。
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