独立1年目はなにかと時間がかかります

独立1年目はなにをやるにしても、思いもよらず時間がかかることがあります。
どんなことに時間がかかるか、どう対処すべきか考えてみました。

全部自分でやる必要がある

独立すれば、会社員ではやってくれていたこともすべてやる必要があります。
当たり前のことですが、実務的な仕事以外だけやればいいわけではないです。

・経理
・請求書の発行
・入金の確認
・確定申告(会社員の時は年末調整で完結)
・新規のご依頼があればその対応
などと…

今ならすぐ終わることができますが、この仕組み作りに時間がかかります。

請求書であれば、今はエクセルで作成していますが、フォーマットを決めて、関数を入れてと初回は時間をかけています。一応、電子印鑑なるものも用意しました。

手書きの請求書を買って使えば、初回の1枚に限っては早く終わっていたかもしれませんが、何度も繰り返すことの場合、長い目で見れば、初回にきちんと時間をかければ、結果的に時間が短縮できます。

初年度はその仕組み作りに時間がかかります。

やったことがないことが多い

独立すると初めてやることが多くあります。

私も独立して初めて電子申告(署名と送信)をしました。

今なら10分もあれば終わることでも、やり方がわからなければ、やり方を調べて試行錯誤して…
意外にも時間がかかります。

私は、ほぼ半日かかっています(センスがないだけかもしれませんが…)。

それに加えて、どのようにやるかを記録する時間も必要です。

試行錯誤しながらやっただけだと、通常は2回目もうまくいかない可能性があります。
普通は忘れてしまいますので。

やり方をきちんと記録しておけば、2回目以降もスムーズに進みやすいです。
同じことを何回も調べ直す時間も少なくできます。

きちんと記録をしておくことが、今後の効率化ができます。

まあ、電子申告の件ではやり方を記録してなかったので、2回目も同じように時間がかかってしまいましたが…

お客様がすべて新規

独立すれば、お客様はすべて新規です。

以前からのお客様を引き継いだとしても、すべて新規です。
まあ、私にはありませんでしたが…

私の税理士業であれば、お客様の名前・住所・生年月日に加えて、
・家族構成(結果、家族全員の名前・住所・生年月日が必要になることも)
・マイナンバー(なくても何とかなりますが)
・電子申告していれば、利用者識別番号
などが必要になります。

会計ソフトも一から登録して、減価償却の登録してと…

新規のお客様は、やることが非常に多いです。
それが全員新規となると…、やっぱり1年目は大変です。

登録の手間はなくせませんが、何を確認すべきかを確認するリストを作成することによって、何度も聞きなおすような手間はなくせます。

完璧でなくても一度作っておきましょう。
少しずつ手を加えることによって、だんだん完璧なものに近づいていきます。

<この記事の考え>
独立1年目は、仕事量に比べて時間がかかることが多かったので記事にしてみました。
独立前に準備できることもあるので、やっておいた方がいいです。