税務調査の目的は、「適切な申告が行われているかどうか」を確認するためのものなので、税務調査があるからと、必要以上にこわがる必要はありません(イヤではあるでしょうが)。
とはいえ、こういったことをやっていると厳しく指摘されます。必ずやめましょう。そして、このようなことにならないために、日頃から予防しておきましょう。
売上をごまかす
税務調査では、売上が正しく計上されているか必ず確認されます。
売上というものは、こちらが自主的に計算するものなので、100%把握していると考えられています。そのため、売上の計上もれがある場合には、きびしく指摘される可能性が高いです。
とはいえ、こちらの経理ミスもあるでしょう。間違えたら正直に「まちがえました」と伝えましょう。これで十分です。
ただし、こういった事があると、かなり厳しい対応が取られます。
・意図的に売上を抜いている
・別口座に入金している
必ずバレますので、こういったことは必ずやめましょう。そもそも、こういったことがわかっていての税務調査かもしれませんので。
経費をごまかす
売上の確認が終わると、次に行われるのが経費の確認です。
経費の場合、
・ぜったいに経費として認められるもの
・ぜったいに経費ではないもの
・経費かどうか微妙なもの
の3つに分けて確認されます。
ここで大事なことは、ぜったいに経費でないものはいれないことです。
・架空の経費
・領収書の偽造
・大量の個人的な支出
といったものです。
売上のときでも同様ですが、意図的にやったと判断されてしまうと、脱税扱いになってしまいます。
絶対にバレますので、日頃からこういったことはやめておきましょう。
無申告
無申告の場合も、かなり厳しい対応されます。場合によっては、一番きつい対応が取られます。
なぜならば、脱税の場合には、ウソではあるとはいえ申告していて、多少なりとも納税をしています。そのため、多少なりとも納税の意思はあると判断されます(もちろん、正しいことでないのでやめましょう)。
無申告の場合には、申告も一切しておらず、納税もないことから、納税の意思は一切ないと判断されてしまいます。
無申告のまま税務調査に発展してしまうと、かなり厳しい結果になってしまいます。
出してないけど連絡が来ていないのは、たまたまです。
1回出さなかったくらいでは連絡はきません。だからといって安心してはいけません。通常は数年後に、まとめて税務調査という形で調べられます。必ずバレます。
そのため、まだ税務署から指摘を受けていない今のうちに、申告しておきましょう。
数年間申告していないのであれば、過去5年分の申告をしておくべきでしょう(それ以上は、時効があり申告できません)。
いずれにせよ、税務調査になる前に申告しておくことで、自分の身を守ることになります。
<昨日の出来事>
午前中は芝の手入れと申告書のチェック。
午後はメール対応と、ランニング8km。
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