交際費は内容を記録しておくことが大事

仕事でお客様と食事をしたり、差入れをする場合、経費にはなりますが、
領収書だけを残すのでなく、内容も記載しておきましょう。

面倒な作業ではありますが、
それを怠った場合、あとあともっと面倒なことになる場合があります。

経費に落とすなら、地道さも大切です

そもそも、経費に落ちるのか?

例えば食事代。

お客様との打ち合わせであれば、経費に落ちます(交際費や会議費)。

従業員との食事であっても、経費に落ちます(給与としなければいけない場合もありますが)。

自分ひとり・家族・友人との食事は経費には落ちません。

何が問題になるのか?

食事代であった場合、自分ひとりだけで食べても、家族と食事しても、従業員と食事しても、
お客様と打ち合わせの際の食事代であったとしても、出てくるレシートは同じです。

つまり、経費の証拠がレシートだけでは、プライベートなのか仕事なのか一切わかりません。

ところが、経費に食事代がかなりの金額を占めていると、
税務調査の際には、誰と行ったかは問われます。

本当にお客様と食事していても、
誰と行ったかなんて普通は覚えてないはずです。
2年前、3年前となると余計ですね。

私だって、昨日の夜何食べたかだって覚えてません。
人間の記憶力なんてそんなものです。

ただ
「昔のことなので覚えてません」
「○○と行ったような気がするなあ」
では通用しません。

個人的な食事もどさくさ紛れに経費に落としてるのではと、
疑われる可能性があります。

内容は記載しておくべき

食事代であれば、誰と行ったか必ずレシートに記載しておきましょう。
(△△社の○○様など、はっきりと)

お中元、お歳暮であれば、誰に送ったか記載しておきましょう。

商品券の贈答でも、誰に渡したか記載しておいておきましょう。

交際費として経費にするには、プライベートの支出ではないことを証明するために、
相手先を必ず記録しておく必要があります。

面倒な作業ではありますが、怠るともっと面倒なことになります。

ただし、いくら正しく記録していても、
・特定の人ばかりに贈答している
・金額が明らかに不自然
である場合には、理由を問われます。

場合によっては、反面調査(税務署が相手がもらったかどうか確認する)される場合
もあります。


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