確定申告で税務署に行くメリットは何もありません。
毎年申告するのであれば、できればご自身で自宅で申告できるようになっておくことをお勧めします。
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申告書の入手
確定申告をするためには、申告書が必要です。申告書を手書きで作成する場合には、税務署に行けば入手できますが、税務署に行かなくても、国税庁のホームページからすべて必要な申告書はダウンロードができます。
ただし、手書きでの作成は基本的にはやめておいた方がいいです。どうしても、細かい記入ミスや計算ミスが生じてしまいます。このことには税務署も頭を悩ませているようで、税理士にも手書きの申告書は作らないでくださいと言っているほどです。
HPの確定申告作成コーナーというものを使えば、ほとんどの申告書は作成できます。例年1月4日くらいには利用ができます。
確定申告作成コーナーでは、電子申告以外にも、紙の申告書を作成にも対応していています。申告書を作成して、プリントアウトすることで、郵送で提出することもできます。
これを利用するだけで、混雑している税務署を回避することができます。
そもそも、還付になる場合には期限は3/15でなく、5年間です。医療費控除を受けるだけくらいであれば、まったく急ぐ必要はありません。
申告書の作成
税務署に行けば申告書の作成を教えてくれます。
ですが、それはあくまである程度の集計ができていることが前提です。それがあっているかどうかまでは見てくれません。
基本的には、税金の取扱いの細かいことまでは、ほとんど教えてもらえないと思った方がいいです。どうしたら税金が安くなるかなんてもってのほかです。
そもそも、会場の職員はすべて税務署の方ではなく、臨時の職員の方もかなりいます。スマートフォンやパソコンでの申告書の作成方法はかなり詳しいと思いますが、税金のことに関する相談はムリでしょう。教えてくれるのは、申告書の作成のしかただけです。
ある程度申告書が作成できる状態になったら、スマートフォンかパソコンの申告で、ご自身で作成することになります。けっして、作成はしてくれません。
なぜ作り方を教えるかと言えば、ご自身で作成のしかたを覚えてもらい、税務署に来訪しないようにしたいからです。そうすることによって、納税者・税務署共にメリットがあるからです。
税務署の確定申告会場を縮小したい以上、ゆっくり教えてもらうというのはだんだん厳しくなっていくのではないでしょうか。
税務署で提出すると安心
申告書を税務署の窓口で出せば、すべてOK、出したものが認められたと思う方が非常に多いですが、これは全くと言っていいほど該当しません。窓口、郵送、電子申告どれであっても違いはありません。
いずれの提出のしかたにしても、受け取っただけで、内容の精査は後日です。
税務署で出したからといっても、間違っていれば連絡がきます。場合によっては税務調査ということも十分あり得ます。
そして、来年からは控えの申告書に収受印がもらえなくなりますので、逆に窓口提出の方がデメリットになるケースもあります。
電子申告の場合には、受信通知という収受印代わりのものがあるので、できることなら電子申告の利用も検討してみましょう。
税務署に直接出したから安心というのは、都市伝説だったりします。
<大事なこと>
確定申告時期に税務署に行かなくなることで、時間的なメリットが生まれます。
教えてもらいたいことはあるでしょうが、ピーク時に税務署の方も多くの方に接する必要がある以上、ひとりひとりに時間をかけるほどの余裕はありません。
<昨日の出来事>
午前中は歯医者の定期検診に、午後はインフルエンザ予防接種と、医者通いの一日でした。
(決して体調が悪いわけではありません)
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