eLTAXを利用するためのIDを取得するには

国税（税務署）に関することはe-Taxというものがあり、申告書の提出、納税、届出書の作成などができます。

この地方税版に、eLTAXというものもあります。あまり直接利用する機会はないですが、引き落としができない税金を納税するのには非常に便利です。

その事前準備として、eLTAXを利用するためのIDの取得方法をまとめてみました。

eLTAXとは

eLTAXとは、地方税ポータルシステムのことで、エルタックスと呼びます。

地方税の場合、それぞれの都道府県や市区町村に手続きをする必要がありますが、電子申告関係については、それをeLTAXが一元管理しています。

（eLTAXのHPより）

ただし、実際に使うケースは非常に少ないです。

個人の場合には、確定申告することで、税務署→各市区町村に数字が行くことから、住民税の申告はしませんので、利用する機会はかなり少ないです。

私でも、年に1回給与支払報告書と償却資産税の提出をするくらいしか使いません。

法人であれば、法人税の申告の際にソフトを利用するケースが多いですが、その際の地方税関係の申告をする際に、ソフト内に自動的に取り込まれているようなイメージです。

納税には便利

上記のことから、あまり利用する機会はないorいつの間にか使っている程度、というのが現状ですが、納税に関しては非常に便利に使うことができます。

地方税に関して、

・ダイレクト納付（期日を指定して税金を口座から直接引き落とせる）
・クレジットカード納付（手数料がかかる）
・ペイジーでの納付

といったことも可能になり、銀行に行くことなく納税ができます。

ただし、個人の場合には住民税、個人事業税はともに口座引き落としができるので、あまり利用機会が少ないかと。

一方で便利になるのが、
・法人事業税や法人住民税の支払い
・従業員がいる方の住民税の特別徴収の支払い

は、口座引き落としといったことができないので、非常に便利になります。

eLTAXのIDを取得する

eLTAXを利用するには、IDを取得する必要があります。

ですがその前に、税理士が関与している場合には、まずこのIDがあるか必ず確認しておきましょう。あればそれを利用します。

法人の場合は、電子申告に使うので通常は取得しています。個人の場合は取得していないケースも結構あります。

なければ、IDとパスワードを取得します。

eLTAXのHPを開き、PCDesk(WEB版)を選択します。

下記のような画面に切り替わるので、利用届出（新規）を選択します。

利用規約に同意のうえ、利用種別（個人or法人）を選択します。

提出先を選択します。今後提出先になるであろう場所を一つ選びます（今後変更は可能です）。
選択したら、「次へ」に進みます。

個人（法人）の情報を入力し、「次へ」を選択します。

今後するであろう手続きを選択し、追加を選びます（後で変更可）。
終わり次第、「次へ」に進みます。

内容を確認して、電子署名（マイナンバーカードなど）をして送信することで、取得できます。
（税理士が納税者の代わりに取得する場合は署名が不要です）

<昨日の出来事>
午前中はお客様との打ち合わせ。
午後は書類返却の準備、その後ランニング7km。