「税理士」という肩書に助けられた1年目

5月で独立してから、無事1年がたちました。

営業もしたことがなかったにもかかわらず、無事過ごせたのは「税理士」という肩書があったからだと思います。


(税理士バッチ。なくすとおこられるので、大事にしまっています)

ゼロからのスタート

独立はお客様ゼロからのスタートでした。

当面は貯金を切り崩しながらの生活だなと覚悟はしていましたが、想像以上の貯金の減り方にけっこう焦ったものです。

資金繰りもずっとにらめっこしていました。この生活がずっと続いたらいつまで生活できるかと…

それくらい、無収入というのは怖いものだと感じました(去年の5月は本当に0でした)。

独立して最初に思ったのは、「給料って楽だったなあ」と。

社会人生活が20年近くあったので、しょうがないのかもしれませんが。

ほどほどに仕事をしていれば、毎月同じような金額が振り込まれていますし。

あとは、収入に見合った生活をすれば、なんとかなったものです。

無収入だと、どうにもこうにもやりくりはできませんので。

きっと何とかなるだろうとスタートしましたが、もう少し準備をしておけばよかったかなあと、いまさらながら考えております。

収入を振り返ってみると

1年間の収入を振り返ってみましたが、こんな感じでした。(横軸の実際の数字はナイショです。)

税理士って毎月の顧問料がベースになるので、比較的売上が安定していると言われていますが、
それであっても、ずいぶん変動するものだなあと。

これは、自分でも予想外でした。ここまでのブレがあるとは・・・

ちなみに2月と3月は税理士にとって繁忙期であるので、万が一全く仕事がなかったとしても、この時期だけに限れば何とかなります。

けっこういろいろなところから、仕事のお願いをされるものです。

税理士ってだけで、かなり重宝されます。

いろいろな経験ができると考えればいいのですが、こういった仕事で予定を埋め尽くしてしまうのはよくないかなと。

目先の収入に飛びついてしまえば、自分に仕事の依頼が来ても対応できなくなってしまいます。

私も収入の割に時間がなかったなあ、と思ったものです。

仕事の依頼がない前提で予定を埋めてしまうのはNGです。

収入も大事ですが、スケジュールの余白も大事だったりします。

「税理士」という肩書に助けられた

そもそも、独立するまでは営業なんてしたことは一切ありません。

仕事ってどうやったらとれるかなんて、さっぱりわかりませんでした。

そんな私でも無事1年間やってこられたのは、「税理士」っていう肩書があったからでしょう。

「税理士」っていう肩書だけに支えられた1年だったかと思います。

一方で、独立したからできたような仕事もありました。

税金関係の相談会みたいなものの相談員ですね。

前の事務所ではこういったことは最低限の事しかできませんでしたので。
(自分の事務所の仕事だけで精一杯だったので)

こういったことに参加してみてわかったことは、
・税金関係のことで誰に相談していいかわからない
・税理士は敷居が高い
・必要以上に税金を払っている方が多い(逆の方も結構いましたが…)
・税金に対して結構神経を使っている方ばかり
といったことでしょうか。

気軽に教えてくれる方というのは少ないとは思いますので、こういった方にも少しでもお役に立てるよう2年目も過ごしていきたいと思います。


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