独立前後と今の「暇」に対する考え方

独立する前と後では、暇であることについて考え方が変わりました。

そして、独立してしばらくたった今では、さらに考え方が変わりました。

会社員時代の「暇」

会社員時代には、「暇」という言葉にあこがれていました。

勤務時間が9~17時という会社員にしては恵まれていた環境であった(普通もう1時間長いような)にもかかわらず、

・1時間半の通勤時間のため、家を出るのが7時
・会社へ行く準備をするのでプラス30分
・帰りは猛ダッシュで18:30

となれば、6:30~18:30と少なくとも12時間は仕事にあてていたわけで。

食事や睡眠時間を引くと、自由な時間も2時間くらいでしょうか。

その限られた時間も残業をすれば、優先的に自由な時間を削られざるを得ないので、あっという間になくなってしまいます。

自由な時間がゼロになってしまえば、次に削るのは睡眠時間ですね。

こうなると、自分が何考えているのかすらわかんなくなってしまいます。

「自由な時間が欲しい」「仕事しないでダラダラしたい」というのが、会社員時代の考え方でした。

独立直後の「暇」

独立当初は仕事のあてがなかったので、時間はありました。

・ホームページを作ってみる
・ブログを書く
・いろいろな会計ソフトを試してみる
・いろいろな人と会ってみる
・読書をする

といった自由な仕事をすることができました。

その仕事をしてもまだ時間が余るので、ランニングをしたり、外出してみたりと会社員の時にはほとんどなかった「暇」を満喫していました。

とはいえ、2カ月もすると考えは一変しました。

あれほどほしいと思っていた「暇」が苦痛になっていたわけです。

・今日もやることがない
・ブログ書くだけで1日が終わってしまった
・何したらいいんだろう
・予定が何もない
・遊びに行くのもなんだか気が引ける

と、不安になるようなことばかり考えていた時期もありました。

暇であるだけならまだしも、お金のコトを考えるとストレスは倍増します。

想像以上のお金の減り方に、けっこう焦りました。

・仕事ほしいな
・会社員の方がよかったかな
・やっぱり忙しい方が正義なのかな
・大人なんだから自由はないのが正しい考え方なのかな

これが、独立してしばらくしてからの「暇」に対する考え方でした。

あんなに「暇」が欲しいと思っていたのにです。

もちろん、仕事をうまく取れなかった自分にも問題があったのかもしれませんが…

今の「暇」の考え方

ところで、独立してから1年半近く経ちましたが、その考えがさらに変わりました。

暇であるがゆえのメリットもあるからです。

それは、仕事の依頼があった時に速やかに対応ができるからです。

忙しいので受けられないといったことはありません。

仕事を受けてから、しばらくほったらかしにするようなこともありません。(勤務の時は仕事がきてから2か月くらい寝かしておくようなこともありました ←忙しくて手を付けられなかったのです)

わからないことがあってもじっくり調べることもできます。

すべて当たり前の事かと思いますが、ここまでできるのは「暇」があってこそです。

というわけで、今は「暇」であることに堂々としています。

独立当初に比べて仕事はあるので、気持ちの面での余裕ができた面も大きいです。

会社員時代のような「暇」にはあこがれることはありませんが、今の「暇」には満足しています。

ただし、「暇」といってしまうと響きがよくないので、「多少時間に余裕がある」とみなさまには伝えていますが…


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