独立のメリットの一つに、自宅で仕事ができることがある

自宅で仕事するのは、一部の人の特権だと思っていました。
私も在宅勤務によって、自宅で仕事をすることのメリットを知り、
そして独立するきっかけになりました。


子供はあっという間に成長します

自宅で仕事とは考えなかった

「仕事は会社でするもの」
「自宅で仕事ができるのは、自営業者だけ」
「普通の人は定年まで会社勤め」

それが当たり前だと思っていました。

税理士試験を受けている時ですら、
「独立して、1から仕事探すのは大変そう」
「勤めていれば、ほどほどにお給料がもらえる」
「自分は普通の人間だから、どこかに定年まで勤めたほうが安心」
「大きな成功より、小さな成功」
と考えていて、「独立」「自宅で仕事」とは考えませんでした。

ただし税理士になるには、2年の実務経験も必要だったので、
当時バスの運転手であった私は、どこかで転職する必要がありました。
税理士事務所の求人はやはり都内に多かったので、
自宅は都内へ通いやすいところに建てました
(かつ自分が無理なくお金が返せる範囲で…)。

「独立」というより「勤めあげる」つもりでした。

在宅勤務のメリット・デメリット

「独立」しないで、「勤めあげる」はずでしたが、
3年前のコロナウイルスの時から、自宅で仕事をすることになりました。
以前の事務所で、やむなく在宅勤務を命じられたからです。

仕事のやりづらさはあるものの、慣れてくると楽しいもの。
プチ「独立」みたいな感覚でした。
この感覚を知らなかったら、独立はしなかったかもしれません。

特に、時間の融通が利くようになったのはよかったです。
子供の幼稚園の送迎なんてできるとは、夢にも思わなかったので
(普通の勤務だったらまずできなかったので)。
子供は、幼稚園の行事が中止や縮小になるなどかわいそうでしたが…

ただ、在宅勤務には、独立のような自由はありません。
次のような欠点があります。

・基本的には、定時で働かなければならない
・事務所からの電話はでられなければ、さぼっていると思われる
・事務所からの電話は、怒られることが多い
・突然呼び出される(拘束時間なので文句は言えない)
・さぼっていると思われたくないので、必要以上に仕事量をこなさなければならなくなった
・残業時間に必要以上にマークされる

そして、一番のデメリットは「在宅勤務」そのものが終わること。
上司にダメと言われれば、それまでです。

独立すれば自宅で仕事ができる

そして私は今現在独立して、自宅を事務所として仕事をしています。
(自宅で仕事がしたいだけで独立したわけではないですが…)

やはり時間に融通が利くのはとてもメリットです。

・往復3時間の通勤がなくなった
・朝に急がなくていいので、体調がよくなった
・睡眠が十分とれる
・家族との時間が十分とれる
・自分の趣味の時間もとれる(ランニング)
・読書や勉強の時間が取れる
などなど。

時間は限りあるものです、大切にしたいものです。
特に家族との時間は、勤務をしている場合に比べてかなり時間が取れるようになります。

コロナウイルスが終息するにつれ、在宅勤務も縮小する傾向にあるようですが、
独立しない方でも、自宅で仕事できるなどの働きやすい環境が整ってくれること
を願います。