ひとりで仕事をすることを選んだ理由

独立してから1年半近く経ちました。

税理士試験が終わった時ですら、独立をしようとは全く思っていたにもかかわらず、今では独立して順調(…?)に過ごしています。

自分がひとりで仕事をしている理由を考えてみました。

税理士事務所への就職

税理士になるためには、どこかの事務所で2年間の実務経験が必要です。

そのため、当時バスの運転手であった私が税理士になるためには、転職をする必要がありました。

転職を考えていた時には、税理士試験のうち3科目をすでに合格していたものの、税理士事務所の経験など全くなかったため、就職できるかどうか不安でした。

バスの運転手が税理士になるために一番心配していたことが、

実務経験がない→税理士になれない→税理士試験の科目合格がムダになる

という流れになってしまうことでしたが、幸いにもとある事務所が私を拾ってくれてくれたおかげで実務経験を積むことができたとともに、税理士試験も5科目すべて合格できたため(就職してから5年くらいかかりましたが)、無事税理士になることができました。

税理士事務所での違和感

私のお世話になった事務所は職員が10人以上の税理士事務所にしては、中堅くらいの規模の事務所でした。

典型的な、税理士所長1人に従業員が複数いるパターンでした。

従業員がお客様の相談などの対応をするとともに、月次決算の資料を作成し、申告まで行い、
税理士である所長は、おおまかな最終チェックのみを行うような形で仕事を進めていました。

そのことによって多くのお客様との対応ができることから、こういった形で事務所を経営していくのが通常の流れだと考えていました。

この流れが税理士になって将来に上の立場になるかもしれないと思ったときに、妙な違和感を持ちました。

・税理士でない職員がお客様の対応をしていていいのだろうか?(ベテランの方だと相当な知識を持っていますが)
・お客様でも実際に税理士自信に対応してもらいたいと思っているのではないか?
・職員が事務所を辞めたりすると、お客様にとってのパートナーが変わってしまうことがストレスなのでは?
・そもそもお客様がパートナーを選べないのはどうなのだろうか?
・私自身も経営者でなく、お客様に直接サポートしたい
・経営者になるなら、そもそも税理士でなくてもいいのでは?
・せっかくの税理士になったのだから、本業と関係のない人事などの仕事はしたくない
・そもそも、上の立場になったら独立するのと同じじゃないか?

税理士の資格を取っても独立する気は一切ありませんでしたが、自分のやりたいこととも何か違うと普段あまり考えない将来のビジョンを考えました。

せっかく、難しい税理士という資格を取ったのだから、好きなように仕事をしたいと考え、せっかくだから独立してみようという考えに変わりました。

今の仕事の考え方

独立した場合には、どのような仕事をするかをすべて自分で決めることができます。

独立した時に一番大事したいと思っていたことは、

「自分のお客様は、自分自身がきちんと対応する」

ことです。

どうしても職員の方を雇ってお客様に対応してもらうと、対応が遅くなるとともに、同じ内容を説明する場合であっても「~って所長が言っていました」みたいな間接的に伝えることになってしまいます。

ひとりで仕事をやっていく良さのひとつに、自らの考えを私自身が自らの言葉で伝えることだと考えています。

ひとりで仕事をしている以上、多くのお客様に対応することは不可能ですが、その分ひとりのお客様に対して多くの時間を割くことはできます。

効率は決していいやり方ではないかもしれませんが、自分のやりたいように仕事ができ、お客様のお役に立てることができるため、独立をしてよかったと考えています。

<昨日の出来事>
仕事はブログのみで、あとは読書と部屋の片づけを。夕方にはランニングへ。
健康診断でいまさらながら血液型を調べてもらいました。B型でした。


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