事務所を借りなかった場合のデメリットとメリット

独立してから、今日にいたるまで自宅で仕事をすることを選んでいます。

1年間を通して、事務所を借りなかった場合のメリットとデメリットをまとめてみました。

お金がかからない

事務所を借りていない最大のメリットは、お金がかからないことです。

事務所を借りた場合には、家賃がかかります。

私の最寄り駅でも、どんなに安くても毎月5万円はかかります。

それに加えて、水道光熱費もかかりますし、インターネットも自宅とは別途つながなければなりません。

単純に毎月6万円だとしても、1年で72万円ほど。

事務所を借りていれば、最低でも1年間に72万円多く稼ぐ必要があります。

これが、独立当初売上の見込みのない私にとってはなかなか大変…(もちろん、今であってもですが)。

幸いにも私の自宅では使っていない部屋があったので、その一室を仕事用のスペースとして利用しています。

住宅ローンも残っているので、タダで使えるというわけではないですが、余っているスペースを有効に使えるので、助かっています。

水道光熱費もほとんど増えてはいません(数千円ほどの電気代が増加)。

インターネットはポケットWifiから固定回線へグレードアップしたくらいですんでいます。
もちろんプライベートの利用もあるので、全額経費にはしていませんが…。

自宅での仕事は、お財布には優しいのです。
ただし、経費は厳しめに見られますのでご注意を。

移動がない

独立してからは、早めに仕事をスタートしています。

遅くとも朝5時にはスタートできるようにはしています。

これは、事務所を借りていたらできなかったでしょう。

事務所へ行くための準備の時間も必要ですし、あまり早い時間に事務所のでは入りはご近所様への迷惑もかかってしまいます。

移動時間もないので、その分仕事に充てることもできます。

自分の事務所とはいえ、自宅に比べれば多少なりの制約を受けてしまいます。

仕事をサボり始めたころ、事務所を借りれば、仕事のオンオフの切り替えがしやすいかなとも考えましたが、私には無用かと。

事務所を借りても、監視する人はいないので、サボりやすい人には変わりません。
サボる人は、事務所行ってもサボります。
行かなくなるということも、十分あり得ますし。

事務所を借りたからといって、仕事をするかどうかは別問題だったりします。

事務所を借りなかったデメリット

独立する前から、事務所は借りずに仕事をすると決めていました。

単純にお金が…、ということもありましたが、

・お客様の基で仕事をした方が仕事が物事が解決しやすい
(資料はお客様が持っているので、問題があればすぐ解決できる)
・なるべくリアルタイムで状況を報告できる
・その場の仕事はその場ですべて解決
・極力仕事は持ち帰らない

というスタンスで考えていました。

ところが、いざ仕事の依頼を受けてみると、

・お客様も自宅(→嫌がられることも)
・事務所で対応しないとダメという制約(→紹介元でこんな制限があったことも)
・相談内容を家族に知られたくない

といったこともありました。

ただ今のところは、貸会議室を借りることでカバーできています。
もちろん事務所ほど自由には使えませんが、場所は選べます。

1件だけ事務所がないことが原因で断ったことはありましたが、まあしょうがないですね。

冷静に金銭的なデメリットと天秤にかけてみることも必要です。

<大事なこと>
事務所がないデメリットもありますが、従業員がいないのであれば自宅でも充分です。
思いのほか、快適です。