確定申告のお知らせを確認しましょう

1月下旬になると確定申告が必要な可能性のある方を中心に、「確定申告のお知らせ」というものが届きます。

ハガキ or e-Taxのメッセージボックスでこのお知らせが届きますが、確定申告に必要な情報が記載されていますので、確定申告する前には必ず確認しておきましょう。
(税務署などの申告会場に行かれる方は必ず持参しましょう)

確定申告のお知らせ

確定申告のお知らせは、届出書の提出状況や現時点での中間納税の金額など、申告に必要、かつ間違えの多い事項を中心に記載されています。

以前は、申告書自体も送られてきていましたが、現在では使用する方が少ないとのことで、申告書は送られてきません。その代わりが、この確定申告のお知らせという通知です。

基本的にはハガキにて郵送されていますが、マイナンバーカードを利用してご自分で申告をした方や、税理士が代わりに申告した方については、このはがきは送られてきません。

ハガキがこない場合には、e-Taxのメッセージボックスにこのお知らせが届きます。

このお知らせ、かなり重要なことが記載されていますので、処分せずきちんと保管したうえで(半年くらいしたら捨ててもいいですが)、現在の状況を確認しておきましょう。

確定申告のお知らせに書いてあること

利用者識別番号と整理番号

確定申告を電子申告で行うためには、利用者識別番号という16桁の番号が必要です。

その際の番号が記載されています。なお、暗証番号は記載されていませんので、お気を付けください。

なお、利用者識別番号はこの通知でも確認できますが、忘れてしまった場合には、税務署に連絡すれば教えてくれます。

整理番号は、税務署内で使う番号で申告には使いませんが、申告書作成時に入力する場所があるので、できればこの番号を入力しましょう。

所得税の申告に必要な事項

所得税の申告で事業所得or不動産所得がある場合の申告の方法が記載されています。

青色となっていれば、青色での申告をすることができます。

白色となっていれば、白色での申告しかできません(事業所得or不動産所得がない場合でも、白色と記載されています)。

また、予定納税の金額(第1期、第2期)の合計額は、7月末(今年に限り9月末)、11月末に納めた納税の合計額が記載されています。

最終的に計算した所得税から、先行して納めた予定納税の金額を引いた金額が確定申告で納める納税額になります。

ところが、この予定納税の金額の記載漏れが多いので、金額を確認するとともに、忘れずに記載しておきましょう。

消費税の申告に必要な事項

消費税の届出に関する事項と、予定納税の金額が記載されています。

消費税の「簡易課税選択届出書」「課税事業者選択届出書」「課税期間選択届出書」の提出状況が記載されています。届出書が出ていれば、「提出あり」と記載されています。

簡易課税選択届出書については、提出ありとなっていても、2年前の売上が5,000万円を超えていると簡易関税での計算ができないので気をつけましょう。

中間納税の金額は所得税と同様です。記載漏れが多いのでご注意ください。

納付に関すること

所得税や消費税を振替納税になっているかどうかが確認できます。

振替口座が記載されていれば4月に引落がかかるので、事前の納税は不要です。

なお、今年の引落日は以下のとおりですので、残高不足には十分気をつけましょう。

所得税 4/23(水)
所得税(2回に分けて納付する場合のみ) 6/2(月)
消費税 4/30(水)

なお、このお知らせが来た時点で振替納税になっていなくても、振替納税の手続きは可能です。
必要であれば、早めに手続きをしておきましょう。

<大事なこと>
確定申告のお知らせは大事なことが記載されているので、必ず確認しておきましょう。
このお知らせは、法人の申告時期にもe-Taxのメッセージボックスに届きます。

<昨日の出来事>
午前はブログ→ちょっとした書き物→お出かけ。
午後は、買い物→ランニング6km+ウオーキング1km→家の事
と、なんだか忙しかったような気が…


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