相続のことに関して、無料相談でいいケース、NGなケース

独立して以来、我孫子市や税理士会での無料相談の相談員をする機会が増えました。

中でも一番多いのが相続に関する相談です。

ただし、時間が30分程度と限られているので、中にはお役に立てないケースもあります。

無料相談でいい場合、ダメな場合についてまとめてみました。

無料相談でいいケース

無料相談でもいいケースは、
・まだ相続がおきていない
・相続が発生してから1~2か月程度しかたっていない
場合です。

この場合、相続に関する手続きはまだ進めていないでしょうから、どのように進めていけばいいかという方向性をお伝えすることができます。

相続の手続きは、やはり普段やらないことの連続なので、思った以上にストレスがたまります。調べながら進めるよりは、聞いた方がやはり早いです。

もちろん、相続税の申告に関しても必要かどうかもある程度わかります。

また、実際相続が起きていないケースというのもお勧めです。どういったことをやっておくと安心か、実際に相続になった時にどう動いたらいいか、先に知っておくだけで安心です。

相続対策というと、税金を安くすることだけではありません。事前にできることはあるので、そういったお話はできるかと思います。

相続対策としてやっておいた方がいい3つのこと

無料相談をお勧めしないケース

無料相談をおすすめしないケースは、もうすでに相続税の申告が必要なことが確定しているケースです。

無料相談の場合だと、時間が限られているため、「どうやったらいいですか?」の問いにはすべてお答えするのは不可能です。

無料相談で可能なものは、ある程度自分で進めて何か所かわからないといったくらいが限界です。

また、無料相談は日程が限られており、かつ人気があるので、予約がとれる保証はありません。

そうしていると、10カ月なんてあっという間に過ぎてしまいます。有料の相談の場合には、予約待ちなんてことはないので、とにかく早く動くことを優先していきましょう。

無料相談がNGな場合

無料相談が絶対NGな場合は、相続税の申告をしなければいけない+申告期限まであと2カ月を切っている場合です。もちろん申告期限を過ぎてしまった場合も含みます。

この場合には、無料相談で予約待ちをするのではなく、急いで税理士を探しましょう。予約を待っている間に、貴重な時間がどんどんムダになっていきます。

相続税の申告は、頼まれてすぐできるものではありません。少なくとも2か月はないと、書類の不足があったりするときに何らかの支障が出ます。

そして申告期限が過ぎてしまうと、無申告加算税と延滞税という罰金的な税金を余計に払うことになります。相続税の納税というのは、比較的高くなりがちなので、その罰金的な税金も思いのほか高額になるケースもあります。

相続税の申告が遅れるとどうなるか

・残り期間が短いと受け付けてくれない
・受け付けてくれるが割増しになる
・そもそも「相続税」を取り扱っていない

などといますが、必ず対応してくれる方はいます。

ちなみに、税理士は納税者のサポートをするのが仕事です。単なるサービス業ですので、気軽に問い合わせてみてください。

<昨日の出来事>
午前中に市役所へ、その後お客様対応を。
午後はスピードアップしてランニング7km。

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