会社の繰越欠損金がたまってきたら考えること

法人の場合で決算が赤字になった場合には、10年間にわたって将来の黒字と相殺して、法人税の負担を少なくすることができます。

ただし、これは黒字になることが前提で、赤字続きで10年経過してしまった場合には、切り捨てとなってしまいます。

やはり切り捨てになってしまうのはもったいないので、できる限り有効に使っていきたいものです。

この欠損金が大きくなってしまったときに、どのような対策があるか、考えてみました。

売上?

どうしても会社が赤字になると、売上の減少に目がいきがちですが、売上だけが利益を左右しているわけではありません。

1億円の売上があっても赤字の会社はありますし、2000万円の売上でも個人・法人ともに十分な利益を上げている会社もあります。

大事なことは売上と経費のバランスをきちんと取ることです。

また、売上についてはお客様という相手があってこそなので、かんたんに改善できるものではありません。

特に数年赤字が続いている場合には、売上だけをあげることだけに執着せず、売上と経費のバランスを修正することが大事です。

そういったこともあり、まずやるべきは経費などを見直すことです。

いらない経費

まずは、自分の会社がどのような経費を使っているのか、見直しましょう。

その際に、「必要な経費」と「必要のない経費」に分けてみます。

必要な経費は売上にも直結するので、ムリに削減する必要ありません(かえって赤字が大きくなってしまうこともありますので)。削減すべきは、「必要のない経費」いわゆるムダな経費です。

・よくわからない保険
・使っていないサブスク商品
・ムダな交際費、広告費

といったものは金額の大小にかかわらず、徹底的に見直しましょう。

節税という言葉で払っているものは、ありませんか? 赤字の場合には、そういったものにお金を投じても1円も税金が安くなりません。

また、固定資産も必要に応じて見直しましょう。

ぜいたくな車は使っていませんでしょうか。車は必要だと思われますが、ぜいたくなものは必要ありません。買い替えも検討してみましょう。

これだけで、かなりの経費削減になることもけっこう多いです。

役員給与

そして、もうひとつ見直すべきは、役員報酬、つまりご自分の給与です。

会社の利益とご自分の給与は、どちらかを減らせば、もう片方が減るというトレード・オフの関係なので、ご自分の給与を減らせば、会社の利益は増えます。

これにより、個人の給与の税金にプラスして、社会保険料も少なくなります。単純に10万円減らしたとしても、手取りはそこまで減ることはありません。

また、法人は減らした給与分+社会保険料負担分、利益のプラス要因になります。

そのようなことをしたら生活が…、といわれそうですが、会社の利益がなければ当然給料も払えません。それが、自分でやっている会社の現実です。

この場合は、個人の家計も見直すべきです。上記で書いた経費削減は、個人であってもやっておくべきです。これも必要のないものから、どんどん見直しましょう(生命保険とか大きいものから)。

また、こういった赤字続きの会社の場合、役員借入金が積み上がっている可能性があるので、

役員報酬30万円→役員報酬10万+借入金返済20万円というような形も検討してみましょう。

ただし、この手が使えるのは、お金がある場合です。利益は増えたとしても、キャッシュフローは変わらないので、その点には注意が必要です。

欠損金の切り捨てはもったいないので、金額が大きくなってしまっている場合には、何らかの方法を検討してみましょう。

<昨日の出来事>
昨日は家族でお出かけ。
VRを体験したのですが、その後どうもクラクラしています。


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