決算書の勘定科目は、あまり迷わなくていい

会計ソフトの入力の際の勘定科目は、一定のルールはあるものの、
必要以上に悩む必要はありません。
勘定科目より大事なことは、経費として認められること、
つまり、売上に結びついている(仕事で使っている)ことです。

仕事で使っていれば多少間違っていても、問題ない

電気代、水道代は「水道光熱費」
スマホ代、インターネット代は、「通信費」
事務所の家賃は、「地代家賃」
税金の支払いは、「租税公課」
…とここまでは、わかってはいるものの、

経費にならない税金

ガソリン代は、銀行への振込料は…
ちょうどいい勘定科目はないですよね。

私はガソリン代であれば、「消耗品費」と計上していますが、
「旅費交通費」としてもOKですし、
空欄に「車両費」「ガソリン代」と新しい勘定科目を作るのもOKです。
正解は特になく、仕事に使っていればOKということになります。

勘定科目を10人に聞いたら、全員違う答えだったなんてことも十分ありえます。

自分なりのルールはあったほうがいい

ただし、「この経費はこの勘定科目にする」というようなルールは作ったほうがいいと思います。

同じようなレシートが出てきても、
迷うことがなくなりますし(時間短縮)、
前の年と比較したりするのが難しくなってしまいます(経営判断がしづらい)。

私のマイルールとして、使わない勘定科目は決めています。
・雑費 → なんだかわからないため
・事務用消耗品費 → 消耗品費だけで十分
・会議費 → 法人で接待交際費が800万円を超える場合以外は、特に分ける意味はない
・荷造運賃
・諸会費 → 建設業で安全協力会費を払わなければ、金額が少なくなる傾向があるので使わない

わからないものはすべて雑費にするのはNG

よくお客様が作成した決算書を拝見すると、
雑費の金額が大きくなっていることがよくあります。

聞いてみると、
「どこにもあてはまらなかったから」
とのことです。

雑費は、
・どこにもあてはまらない
・1回当たりの金額が小さいもの
であり、もちろん使わないのが理想です。
(後で振り返った時に、何に使ったかわからなくなります)

集計後、雑費がどれくらいあるかは確認しましょう。
本来は経費の中で、雑費が一番少ないはずです。
経費の中で、上位にあるようだったら、見直した方がいいです。

私は、基本的には雑費は使いません。
お客様自身で入力している場合は、使うこともありますが、
基本的には推奨せず、場合によっては訂正をお願いしています。


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