税務調査が多い時期、少ない時期

税務調査は、頻繁に実施しているときもあれば、ほとんどやっていないときもあります。

ある程度の日程の法則があります。

年末~4月はほとんどない

税務署であっても、季節がら税務調査を行っていない時期というものがあります。

まずは、年末から確定申告が一息つく4月くらいまでは、税務調査はほとんどありません。

税務署には、確定申告という繁忙期が存在します。

税務調査を行う部署であっても、確定申告を終わらすために、そちらに回されてしまいます。

税務署一致団結で、確定申告を乗り切ろうということなのですが、

そのためか、税務調査はほぼありません。

もちろん、納税者側も自分の確定申告で忙しいのと、立ち合いの税理士も繁忙期になるので、協力をしてもらいにくいというのもあるでしょうが。

税務調査があったとしても、昨年から解決していないものを、確定申告の時期までに片付ける程度です。

確定申告がひと段落しても、今度は税務署側の人事異動があります。

学校だと新学期は4/1からですが、税務署では7/1が新しい1年の始まり(事務年度)となります。

新しい事務年度に、未解決の税務調査を繰り越さないために、5~6月は複雑な案件は少なめです。

税務調査が多いのは8~11月

税務調査の本格的なスタートは、人事異動が終わり新たな体制がスタートする7月以降となります。

7月から税務調査の対象の納税者を選定して、一番税務調査の多い時期は8~11月です。

当然ながら、その後の税務署の繁忙期までに終了するよう、税務調査が実施されます。

まとめてみると、税務調査は5~6月と8~11月がシーズンということになります。

また、6月~1月決算法人は春に、2月~5月決算法人と個人の申告は秋に税務調査が行われることが多いです。

イレギュラーもあり、その際は要注意

通常の税務調査であれば、上記の法則に従って行われることが多いです。

ただし、イレギュラーに実施されることもあります。

例えば個人の税務調査が4月に行われるなど。個人の税務調査の場合は秋に行われることが多いです。通常であれば3月に提出されたばかりなので通常は税務調査は行われません。

それでも行われるということは、税務署側から何かつかまれている可能性があります。

もちろん、やましいことが何もなければ問題はありませんが、念のため再度申告書をチェックしておきましょう。

<大事なこと>
税務調査のシーズンについてまとめてみました。
ただしイレギュラーに行われることもあり、その際は要注意です。

 


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