税理士試験の教材は、後日見返すこともあります

税理士試験が終わると、その教材をどうするかは悩ましいものです。
保管スペースも限られてはいるので。
私の保管方法と、その後どう使うかについてまとめてみました。


所得税は受験してませんが、試しに買ってみました

税理士試験の教材

税理士試験の1年分の教材は、TACであれば1科目につき、
・テキスト5冊程度
・トレーニング問題集4冊程度
・理論マスター(理論テキストをまとめた、小冊子)
・各種テストとその予備
といったものが配布されます(それ以外にも何冊かあります)。

税理士試験の各種テスト(答練)は、2~3回解き直しなさいと専門学校から教えられますが、
これはよくやっていました。

2時間きっちり計って解答するというより、
・理論は、大まかな内容だけ書いて条文は全部書かない
・計算は、計算過程だけ書くのみ
といった方法で、練習していました。

試験日から逆算して、計画的に進めていくことをお勧めします。

試験日には、各種テストとその予備はすべて捨てていました。
「自分はここまでやったから大丈夫」といった自信をもって、
試験に臨むことができます。

保管はどうするといいか

税理士試験が終わると、この教材をどうすべきか悩みものです。

人生を掛けて取り組んだものでもあるため、愛着はあります。

合格まで10年かかったせいか、テキストと問題集だけでも80冊以上はたまります。
保管するだけでも、相当なスペースを取ります。

第一段階として、
・テキストは重複しているものは、最新のものを残して処分
・問題集は、問題をとくことはないのですべて処分
・その他はすべて処分

一番悩ましいのが、理論マスター。
他のテキストと違い、ほぼ1年中使用することもあり、使用頻度もきわめて高く、
ちょっとしたすきま時間に利用し、条文を覚える手助けをしてくれます。
愛着はあるものの、試験終了後はボロボロになっていることがほとんど。

結局のところ、内容は若干変わってしまうものの、市販されていることから、
欲しくなったらまた買えばいいやと思い、捨てました。

結局、一度も買ったことはありません。
見たいと思うことは、結構ありましたが。

今現在では、保管スペースの関係から電子化してすべて処分しています。
電子化は、スキャンピーという会社で、1冊80円から書籍の電子化を代行してくれます。

テキストは試験後でも役立ちます

税理士試験の教材類、たまに使うことがあります。

税理士試験で勉強したけど、実務で取り扱ったことがない場合です。

税理士試験のテキストのいいところは、
・税理士のたまご向けに書かれているのでわかりやすい
・一度授業で説明されているので、思い出しやすい
・実務書にはあまりない、細かい計算過程が書いてある
・規定ができた、いきさつなども書いてある
ことです。

ただし、過去の法律に基づいて作成されているので、
100%鵜呑みにできなくなってしまうことが大きな弱点です。

私の消費税のテキストは、9年前のものです。

消費税が、5%から8%に変更した年です。
もちろん軽減税率やインボイスのことは何も書いていません。
ずいぶん複雑になったなあと思います。
こういった思い出に浸れるのも、捨てなくてよかったメリットかもしれません。