登山が別に好きではない方であっても、人生一度くらいは富士山に登ってみたいと考えているのではないでしょうか。
私もその気持ちがあり、今の登山が趣味になっているのも、富士登山がきっかけです。
初心者の場合、河口湖側の登山口から登って、途中の山小屋に1泊して、頂上を目指すというのがおすすめということになるのですが、ご来光をどこで見たいかで、難易度が大きく変わります。
頂上でご来光を見る行程
富士登山の醍醐味のひとつに、ご来光を見るというものがあります。
周りに遮るものがなく、雲海の中から登ってくる太陽を見るのはまた格別です。河口湖側の登山口であれば、どこからでも見ることができますが、高い場所にいればいるほどきれいで、頂上から見ることができるのがベストです。
ところが、山頂でのご来校を目指すと、その行程はかなりハードです。
1日目にスタートして、3〜4時間ほど登って山小屋に宿泊します。その後、食事+仮眠をとり、翌日の真夜中の1時ころに起床、真夜中に頂上まで登山して、日の出前までに山頂に付く必要があります。
ほとんどの方が、このような行程で動いています。
私も初めてのときにこの行程でチャレンジして、見事に3,450m付近でギブアップしました。
その数年後に成功したことはありますが、そのときでもものすごくきつかったです。
やっぱり、夜行登山はこのようなデメリットがあります。
富士山の夜行登山のデメリット
この行程の一番きついところは、ねむれないことです。
宿泊といいながら、単なる仮眠程度しか取れません。寝る時間も18時〜25時前後と6〜7時間程度ありますが、まずねむれません。流石に寝るのが早い私でも、18時、19時に寝付くのはムリです。当然25時起床も厳しいです。
それに、山小屋なのでスペースは狭いです。混雑時は寝返りも厳しいくらいです。その寝不足というベストでない状態で登山していくわけです。
そして、富士山は上に行けば行くほど過酷です。
・空気が薄い(高山病)
・傾斜も急になる
・寒い
・せまい
・人で渋滞している
と、下半分と上半分は別世界です。これを寝ていない状態で、こなすのはとても大変です。
そして、頂上についてからも問題があります。ご来光までとても寒いです。
外界と富士山の山頂で、気温が22度ほど違います。8月に登って、早朝の山頂の気温はあっても5度くらいです。避難するような場所は基本的にはないと思ってください。風も強いので、待っている間はかなり過酷です。
これで、無事に過ごせても下山が残っています。3〜4時間歩きっぱなしと、こちらも大変です。
頂上ご来光をあきらめれば、難易度は下がる
では、頂上でのご来光をあきらめるとどうなるでしょうか。
まず、2日目のスタートが遅くなるので、通常よりは早起きかもしれませんが、それでもゆっくり休めます。また、25時前後に2日目のスタートされる方が多いので、多少寝床に余裕ができます(運もあるかもしれませんが)。
ご来光は、頂上で見られるのがベストかもしれませんが、山小屋からでもきれいに見えます。
私も8合目から見ましたが、やっぱり感動しました。
そして、日が出てくれば寒さの心配もほとんどなくなり、睡眠もある程度確保できていますので、登頂できる確率はぐっと上がります。人も少ないので歩きやすいです。
この、頂上でのご来光を外しても、十分非日常を楽しむことができます。無理なく、富士山の山頂を目指していただければと。
<昨日の出来事>
午前中はお客様の消費税の申告の確認。
午後は、読書とランニング7km(再開しました)。
夜に手賀沼の花火を近所で見ました。
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