弥生会計の事業支援アドバイザー制度を受講してみて思ったこと

税理士向けになってしまいますが、弥生会計には事業支援アドバイザー制度というものがあります。

勉強するきっかけを作りたかったり、基礎を学び直したりするには、ひとつのいいきっかけになります。

弥生の事業支援アドバイザー制度

私は独立以来、弥生のPAP会員に加入しています。

会員になるメリットはいろいろありますが、一番の理由は弥生会計や弥生給与といったソフトが自由に使えるからです。

しかも初年度に限り無料ということで、独立当初の仕事がなかった時には非常に助かりました。

とはいえ、2年目で料金が96,000円(税抜)と1.5倍にアップするという洗礼を受けましたが…
(入会前に60,000円(税抜)と聞いてずいぶん安いなあと感じたもの事実ですが)

その中に事業支援アドバイザー制度というものがあり、実務で使える知識を学べるとともに、そのあとにちょっとした確認問題に合格すると、事業支援アドバイザーという資格を取ることができます。

現在では
・実務支援コース  ・相続支援コース  ・事業承継支援コース
・資金調達支援コース  ・起業開業支援コース  ・資金調達支援コース
と6通りのものがあります。

事業支援アドバイザーの取得の仕方

今回は、試しに相続支援コースのベーシックを受講してみました(税込33,000円です)。
(ベーシック上に、エキスパート・シニアエキスパートとあるようですが、今のところまだないようです)

内容も今回受講したものは基礎的なことを中心に、
1つの内容に対して1時間ほどの講義を受けた後で、確認問題(10問ほどの○×問題)をクリアすればOKです。

確認問題は全問正解する必要がありますが、万が一間違えたとしても、何度でも挑戦が可能です。
(同じ問題が順番を変えて出てきます)

講義自体はオンラインで1年以内であればいつでも受講可能です。
相続支援コースのベーシックは20種類ほどの講義を受ければ終了です。

その後は、認定証が発行されて無事卒業です。

勉強のきっかけになる

今回、相続税の事業支援アドバイザー制度を利用したことについて、理由があります。

私は1年半ほど前に独立したのですが、幸いにも相続に関する仕事を受けることができました。

独立前の予想では、数年は相続の仕事がないと思っていただけに、これはいい意味でも誤算でした。

相続税は本格的に税理士試験の時に勉強をしましたが、税理士試験の勉強となるとあくまで税理士試験に合格するための勉強になってしまいます。

なかなか受からなかったこともあり(4回受験)、イヤイヤ勉強した記憶しかありません。

独立後は本を通じて勉強することが多かったのですが、それとは別にもう1度一から基礎を学習してみたいと思っていました。

私みたいなナマケモノには、基礎に立ち返って勉強する一つのきっかけにはなります(何かやることがないとすぐサボってしまうので)。

80%くらいは知っている内容でしたが、残りの20%の忘れていた部分や知らなかったことをきちんと穴埋めできたので、成果はあったかと思っています。

<大事なこと>
弥生会計の内々の制度なので、これをきっかけに仕事が増えるといった機会はあまりないとは思いますが、基礎に立ち返って勉強する機会ができたことに意味があるかと思います。

<昨日の出来事>
昨日はお客様宅にお伺いして、確定申告の打ち合わせを。
午後はPDF出力のマクロに試行錯誤、予定通りの保存場所にならなかったが、ようやくできました。
かれこれ5時間くらい格闘しました。


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