独立して初めに考えなければいけないことは、料金設定です。私も独立当初に料金設定を決めて、その後何度か見直ししています。
特に相続税については、なんども料金や内容を変えています。

わかりやすくしたかった
相続税の申告で心配になるのは、お金のことだと思います。
相続税の納税のことも心配でしょうが、税理士を含めた手続き関係にもお金がかかります。
相続税の依頼をする方は、税理士との接点がないケースも非常に多いので、その点についてはかなり意識しました。
私が独立したときに一番大事にしたのは、料金を明確にすることと、一度提示したことは変えないことです。
本当は、終わったところでこれくらいの労力がかかったのでいくらです、と終わってから料金を提示するのがコチラにとってもラクです。とはいえ、お客様の立場からすると、終わるまで料金がわからないというのは、ものすごく怖いことだと思っています。
そのため、料金はきちんと決めておくとともに、わかりやすくすることを意識しています。どのような仕事をして、どれは料金に含まれていないことも含めてです。
現時点での料金は、「財産総額の1%」をベースにしています。わかりにくくなるプラスアルファのオプション料金は、多少あるもののなるべく少なめにしています。
何度も直しています
大幅な値上げはしていませんが、料金は何度も改定しています。
以前は、相続人の人数に応じて料金の加算をお願いしていたときもあったのですが、料金を聞かれた際に、想像以上の料金になってしまい、やめました。
その後、相続手続きを含めてお願いされたこともあったのですが、相続手続きあるなしで作業量が全くといっていいほど異なるのに、同じ料金なのはおかしいと感じ、再度料金を改定するとともに、作業の内容の明確化をしました。
ちなみに、そのお客様には料金改定前の料金でいただきました。前にも書いたように、あらかじめ料金を提示することにしていますので。途中で料金改定したからと、その料金でもらうのはルール違反だと思っています。
やってみないとわからない
独立してから始めて値付けをしますが、正解がないだけに難しいなあと感じました。
特に相続の場合、
・申告だけなのか or 相続手続きもふまえてなのか
・書類が揃っているか or こちらで集めなくてはいけないのか
・どの程度の難易度があるのか
・期日までどれくらいあるのか
などと、仕事量と料金をうまく反映させるのが非常に難しかったです。
だからといって、基本料金やら、オプション料金やらと細かくしすぎると、わかりにくくなってしまいます。
というようなことがあり、何度か料金改定して現在に至っています。大幅な値上げは一切予定していませんが、何らかの改定は今後もあるかもしれません。
とはいえ、わかりやすくすること、依頼前にかならず料金を提示することは、絶対に守っていきたいと考えています。
<昨日の出来事>
午前は久しぶりの書店巡り。
午後は法人決算の作成とランニング12km。
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