2月から3月にかけては確定申告のピークであるためか、どんなに仕事がない私みたいな税理士であってもなぜか人気者になり、仕事がなくて困ることはありません。
とはいえ、ここで飛びつきすぎるのはあまりよくないかと。経験談を書いてみます。
(去年の予定表、平日は全く何もできずでした…)
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仕事に困ることはない
この時期になると、税理士会経由であらゆる仕事の募集がかかります。
私のところでも、税理士の義務である地域の確定申告の無料相談の最低2回の参加をはじめ、
・青色申告会
・税務署の電話相談センター
・商工会議所
などと、仕事を選びさえしなければ、山ほど仕事はあります。
場所によっては、常に欠員の仕事もあり、手をあげさえすれば仕事はほぼ100%ゲットできます。
労働条件
報酬は1日2~3万円とくらいで、2月の予定をすべてこのような仕事で埋めてしまえば、40~60万円はもらうことができるので、あまり仕事がない独立当初の場合にはかなり重宝します。
そして時間ですが、平日の9~17時がベースになります。
考え方を変えれば、会社員時代の仕事にタイムスリップできるような感じです。
もちろん体調不良で欠席した場合には有休などありませんので、そういった面では不利ですが。
仕事のレベルは、本当にまちまちです。比較的ゆったり仕事できるところもあれば、昼休み以外は全く休むことができないところまで、いろいろです。
気をつけたいこと
これは私の考えですが、多少このような仕事をすることはアリだと思います。せっかく、税理士として独立したのだから、今までやったことのない仕事を経験してみるのも面白いです。
勤務税理士の時は、自分の事務所の事でいっぱいいっぱいになっているので、こういった仕事はできないので、独立しないとできなかったのではないかと。
そのような考えのもと、今年は電話相談センターの相談員を2回ほどやってみました。こちらについてはなかなかの激務ではあったものの、いい経験ができたと思います。ただし、おひとりだけ収拾がつかなくなってしまい、税務署の方に対応をお願いする結果となってしまいましたが…
ただし、仕事がないからといってこのような仕事で埋めてしまうのは、あまりよくないことかと。
これは、私の失敗談ということになりますが、昨年の2月の予定がこのような仕事でほとんど埋めてしまい、平日のフリーの日が2月で1日しかなかったのです。
結果として、平日はこういった仕事を、休日は自分の仕事をすることになってしまい、目先の仕事のみで終わってしまいました。
自分の力で仕事を取ることに、力を注ぐことが全くできませんでした。こういった仕事も面白いですが、独立した以上自分の力で仕事を獲得して、直接お客様に貢献したいですからね。
今年は昨年の反省を生かして予定を抑えたつもりでしたが、早めに終わらそうと前半に予定を入れすぎて、1日がかりの仕事が2週間連続で続いてしまい、今抱えている案件がほとんど進まず…
目先のお金にとらわれず、予定をきちんと確認しておきましょう。独立した原点をお忘れなく。
<大事なこと>
目先のお金も大事ですが、自分の時間もきちんと確保しておきましょう。
独立した意味がなくなってしまいます。
来年は気をつけます。
<昨日の出来事>
午前中は2週間ぶりのランニングへ。こういった予定を組んでしまったためです…
午後は相続の仕事を少し進めました。
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