所得税以外の納税があることを忘れないで

確定申告が終わり、税金を納付した後でも、

税金の支払いはまだ続きます。


数か月後には、住民税や事業税の納付書が送られてきます。

慌てないよう、スケジュールを管理しておきましょう。

住民税

住民税は、6月頃に納付書が送られてきます。

納付は4回に分けて行い、

納期限は6月末、8月末、10月末、1月末が一般的です。

なお住民税は、確定申告した場合には、税務署から各市区町村へ通知が行き、

それをもとに各市区町村が計算をしてくれますので、

別途、申告書の提出は必要ありません。


所得税と住民税では微妙に計算方法が異なりますが、

所得税の課税所得金額の10%くらいと考えておけばいいでしょう。

 

事業税

事業税とは、去年の所得(利益)が290万円超だと、納税が発生します。
納税がある場合、事業税は、8月頃に納付書が送られてきます。
納付は2回に分けて行い、納期限は8月末、11月末が一般的なようです。

なお事業税も住民税と同様には、各県税事務所が計算をしてくれますので、
別途、申告書の提出は必要ありません。

なお事業税は、
去年の所得金額(青色申告控除前)- 290万円)×税率 で計算されます。

税率は基本的には5%ですが、事業によっては、3%・4%の場合あります。

気をつけたいのが、事業税は所得税で経費に計上できますので、
忘れないようにしましょう。

納税予定の管理を忘れずに

個人事業主の納税は、会社員とは違い天引きされるものでないため、
・いつの間にか期日が過ぎていた
・銀行口座から予期せぬ税金が引き落とされていたため、他の支払いができなかった
といったことがあります。

ましてや、支払いが毎月でなく、時期も不定期であるため、ご自分自身での管理が
必要となります。
〇月には、住民税××円、国民健康保険料△△円の支払いがあるといった、
年間スケジュール表を作成しておきましょう。

一般的には、
所得税は、3月(確定申告 振替納税なら4月)、7月(予定納税)、11月(予定納税)
消費税は、3月(確定申告 振替納税なら4月)、他中間納税は別途
住民税は、6月、8月、10月、1月
事業税は、8月、11月
国民健康保険料は、自治体によって異なりますが年8~10回納付することが多いようです。

 

 


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