現在では、戸籍の広域交付制度があるため、ほとんど使うことはなくなりましたが、戸籍謄本を郵送で取ることもできます。
郵送での戸籍謄本の取り方をまとめてみました。
市区町村に問い合わせる
戸籍謄本の必要な方の氏名と本籍地を確認して、その市区町村役場に電話でその戸籍があるかどうかを確認しましょう。
戸籍があった場合には、どのような戸籍謄本があって、手数料がいくらになるかを必ず確認しておきましょう。
料金はホームページを見れば書いてあるのですが、戸籍が異動していたり、法令改正により戸籍が書き換えられていたりと、複数の戸籍謄本が必要になる場合があります。
そのため、調べてみないと必要な戸籍謄本がわからないため、料金が確定しないからです。
手数料の支払い方法が特殊なので、過不足のないよう進めていきたいものです。
書類を準備する
戸籍謄本を郵送で取得するには、以下のものを準備します。
戸籍謄本の発行依頼書
戸籍謄本の発行依頼書は、各市区町村のホームページからダウンロードができます。
プリントアウトして、必要事項を記入しましょう。
手数料
手数料の支払い方法は、定額小為替というものが必要になります(現金を郵送で送れないので…)。
定額小為替は、郵便局で購入できます(というより、郵便局以外では買えません)。
定額小為替は、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1,000円と12種類あります。
該当する金額がなければ、複数を組み合わせて購入します。
手数料が1,500円であれば、1,000円+500円といった感じです。
なお、定額小為替1枚につき200円の手数料がかかります。
手数料が1,500円であれば、1,000円と500円の定額小為替2枚必要になり、手数料400円加算されて、1,900円必要になります。
ちなみに銀行振込といったこともできません…
本人確認書類
免許証やマイナンバーカードのコピーといったものを同封しておきましょう。
また、戸籍謄本は誰でも取れるというわけではないので、戸籍を確認したい方と戸籍の請求者との関係を示すものが必要になる場合もありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
返信用封筒
返信用の封筒を用意します。この際には、切手も貼っておきます。
この際に問題になるのが、いくらの切手を貼るべきか?
入手する戸籍の重さも、実際に測ってみないとわかりません。
ここは、あきらめて多めに貼っておく方が無難です。郵送で取得している理由は、手間がかかる(遠方であったり、時間がなかったりと)からだと思います。
なので数百円ケチって料金不足で余計な手間をかけるのはムダですので。
私は、戸籍1冊につき50g(10枚分で40gだったので)で計算しています。
今回は320円貼って、実際測ってみたら100g以下(180円)でした。140円損していますが、あとでお金を払いに行く手間や、料金不足で送ってもらえないといったことがなかったことで、ヨシとしています。
郵送での時間と料金
郵送で取得した場合には、現地に出向く必要がない分手間はかかりませんが、窓口取得の場合には即日発行されるので、時間という面ではネックになります。
先日、郵送で取得した際には、行き帰りともに速達にして、月曜日発送、金曜日到着といった流れでした。
以前他のところで問い合わせたところ、2週間くらいと言われたこともあります。郵送での場合には、どの程度時間がかかるかは確認しておきましょう。
ちなみに、郵送でやり取りした場合の料金は以下のとおりでした。
・実費
・郵便代1,100円(うち速達600円)
・定額小為替の手数料600円(3枚必要だったので)
<大事なこと>
郵送で戸籍謄本を取り寄せる場合には、遠方で取りに行くのが大変だからという理由だと思いますので、料金や提出書類などあらかじめ確認しておきましょう。
<昨日の出来事>
午前中にお客様の確定申告の書類の作成を、午後は税理士会に参加。
■広瀬純一のプロフィール
■単発相談 対面・オンライン相談 メール相談
■個人のお客様 税務顧問 個人の確定申告
■法人のお客様 税務顧問 年1決算プラン(法人様向け)
■相続税の申告・ご相談 相続税の申告 相続税の試算
■税務調査・無申告対応 税務調査対応 無申告対応